番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20210730 > エピソード: 1489028

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 時論公論
エピソード名 時論公論「気候変動と激化する災害」[再]
カテゴリ 時事解説
放送時間 2021-07-30 04:50:00 〜 2021-07-30 05:00:00
WireActionデータ更新時刻 2023-02-09 19:03:35

コーナー・トピック・パラグラフ


(時論公論) [corner=12789759]
気候変動と激化する災害 [topic=18877545] 詳細
[ 04:50:00 - 04:55:00 ] 300秒 詳細
今月、静岡・熱海市では3日間で平年の1か月分の上回る雨量を記録し、土石流の引き金となった。中国では1000年に1度とも言われる雨で大洪水が発生。ドイツ、ベルギーなどでも大雨による洪水が多発した。近年の大雨、熱波などが相次ぐ背景にあると指摘されているのが地球温暖化で、水の循環を変化させて様々な災害リスクを大きくする現象といえるという。温暖化の影響がなかったと仮定した場合、温暖化が起きている場合をデータ化し、少しずつ条件を変えてコンピュータでシミュレーションを行う手法が世界各地で進み、気象研究所が西日本豪雨の分析結果を発表している。先月に発生した北米の記録的な熱波をめぐっても、国際研究チームは温暖化によって発生確率が150倍になっていたと発表。
[ 04:55:00 - 04:59:47 ] 287秒 詳細
19年10月の台風19号では100名以上の犠牲者を出した上で、1兆8000億円以上の被害額を記録。環境省は気温が4度上昇したなかで台風19号と同様のルートで台風が襲来するケースをシミュレーションしたところ、最大風速、雨量ともに増加し、河川氾濫のおそれのある箇所は2倍以上にのぼるという。温暖化の進行とともに猛暑日、洪水の発生頻度は増加し、従来の対策では限界がある。国は今年、流域治水を進める法改正を行った。昨夏からは不動産取引の際、その物件の水害リスクを説明することが義務付けられている。並行して温暖化対策を強化していくことも不可欠だが、具体策は不透明。家庭の二酸化炭素排出について、多くは電気の使用で発電所から出ているもので、国民自身の努力で減らせる部分は限られる。化石燃料への依存を減らすなど、エネルギー政策が鍵を握る。