番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20210730 > エピソード: 1489023

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 誇らしゃや 島ぬ大自然2021
エピソード名 「やんばる・西表島 世界自然遺産へ」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2021-07-30 02:42:00 〜 2021-07-30 03:29:00
WireActionデータ更新時刻 2021-07-30 05:11:20

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=12789493]
やんばる・西表島 [topic=18877045] 詳細
[ 02:42:00 - 02:44:28 ] 148秒 詳細
イリオモテヤマネコなどの生き物が過ごしているのは登用のガラパゴスと言われている西表島。沖縄本島北部のやんばる地域は奄美大島や徳之島とあわせて世界自然遺産の登録が見込まれている。その中には樹齢300年を超える大木や、豊富な水が作り出す独特の風景画ある。そこには世界自然遺産の名前にふさわしい多様な生き物の姿が広がっている。そして森の生き物を守り続けるために地元の人たちの知られざる努力があった。ヤンバルクイナを天敵から守る秘策や、イリオモテヤマネコのために地元の人が始めた取り組みを紹介。
オープニング [topic=18877054] 詳細
[ 02:44:28 - 02:44:38 ] 10秒 詳細
オープニング映像。

誇らしゃや 島ぬ大自然2021 [corner=12789510]
第1章 生き物たちの楽園 西表島 [topic=18877056] 詳細
[ 02:44:38 - 02:49:05 ] 267秒 詳細
西表島の9割を占めているのが亜熱帯の森で人の手が入っていない原生林。森の中には生き物たちの楽園になっている。器用に枝を渡り歩く緑色が鮮やかなサキシマカナヘビなど3500種がこの場所で暮らしている。鳥では空を舞うのは国の天然記念物のカンムリワシ。羽を広げると1mにもなる。名前の由来は頭の後ろにある冠で、200羽が西表島と石垣島に住んでいる。近くの田んぼにも優雅に降り立つがバッタや蛙を狙って田に降り立つがこの島の食物連鎖の頂点にたっている。島が闇に包まれる頃には夜の森に現れたのはイリオモテヤマネコ。世界でここにしか住んでおらず生息数は100頭ほどでこの島の生態系の頂点に立っている。なぜこうした生態系が生まれたのか?
[ 02:49:05 - 02:54:35 ] 330秒 詳細
1200年前に奄美大島や徳之島を含む琉球列島はユーラシア大陸の一部だった。その頃にはヤンバルクイナや奄美の黒うさぎの仲間が大陸にいたと考えられている。それから1000万年の間に地殻変動を繰り返し、島々に分かれてそこで独自の進化を遂げる。一つ一つの島の環境に固有の生き物が生まれていったという。琉球列島は生き物たちにいい環境で様々な異なった環境が生き物を育んだという。水が生み出す絶景にはマヤグスクの滝がある。板状に剥がれやすい西表島特有の岩盤が削られて神秘的な滝に。落差55mの最大の沖縄最大の滝のピナイサーラの滝やカンビレーの滝は滑り落ちる急流が200mも続く。滝のほとりには穴があるがこれは水の力によってつくられた穴。中にいるのはコンジンテナガエビや絶滅危惧種のキバラヨシノボリがいる。鳥のアカショウビンは東南アジアから日本各地に渡る鳥で、木にできた茶色の塊に飛び込んでいたがここはタカサゴシロアリの巣。しかし食べるのではなくここにはアカショウビンの卵があった。ここでひなを育てているが、シロアリの巣は外的の侵入を防ぐだけでなく内部では温度が一定に保たれている。タカサゴシロアリの巣が多いこの場所はアカショウビンの繁殖地になっている。シロアリの巣で育った雛たちは秋には南に向かって飛ぶという。
[ 02:54:35 - 02:58:42 ] 247秒 詳細
沖縄県で最も長い川の浦内川の河口付近に広がるのは日本最大のマングローブ林。一日2回に緩慢の影響をうけるマングローブ林は潮がひくと干潟が表れて多くの生き物たちが姿を表す。ミナミトビハゼやカニ達が食べているのは泥の中の有機物。小さな生き物達が有機物を減らすことにより干潟は良好な関係に保たれている。水が織りなす風景の中で生き物たちが命をつないでいる。夏の夜があける頃にはサガリバナが咲くがその命は一晩。そこにたくさんのハチがやってくる。受粉を終えると夜明けとともに花を落とし、川面を漂う。地面に落ちた花びらにカニが集まってきたがカニに食べられ分解されることで栄養になって森にもどる。
ちむどんどん [topic=18877116] 詳細
[ 02:58:42 - 02:58:55 ] 13秒 詳細
来年の春からスタートの朝ドラのちむどんどんはヒロインは黒島結菜。家族とふるさとの物語になっているという。
第2章 やんばる 豊かな森の秘密 [topic=18877118] 詳細
[ 02:58:55 - 03:02:10 ] 195秒 詳細
やんばるの森の半分を占めるのはブロッコリーのような形をしているイタジイ。さらに椿の仲間のイジュも咲いている。やんばるの森は1200種類の植物が生息し、日本の植物の4分の1がみられる自然の宝庫。この森で最も有名なのはヤンバルクイナ。ここだけにしか生息しない珍しい鳥で空を飛ばずに走るのは得意で最速時速40キロ。木登りも得意でその上で眠る。そしてここにしかいないキツツキの仲間のノグチゲラは他のキツツキにはない特徴に地面を掘って餌を探す。やんばるの森にはもともと肉食の哺乳類がいないために独自の進化を遂げた鳥がうまれた。さらにオキナワキノボリトカゲは求愛のときに腕立て伏せのような仕草をする。
[ 03:02:10 - 03:04:18 ] 128秒 詳細
やんばるの生き物を育むのは温暖な気候と恵みの雨。やんばるの山々に海からの湿った空気がぶつかり大量の雨がふる。すると蛙の楽園になるがヤンバルは最も蛙の種類が多い場所。ハナサキガエルやオキナワイシカワガエルなどがいて昆虫にはリュウキュウルリモントンボがいる。アオスジアゲハはお尻から水を出していたがこれは体温をさげるための行動と言われている。
第3章 自然を守ってきた人々 [topic=18877139] 詳細
[ 03:04:18 - 03:08:58 ] 280秒 詳細
西表島で自然を守ってきた人々を紹介。絶滅が危惧されているイリオモテヤマネコの保護に取り組んできた人がいる。西表島にある環境省の野生生物保護センターでは島に住むヤマネコの生息調査や衰弱したりしたヤマネコを保護している。とあるヤマネコは民家の裏側で衰弱したところを保護された。暴れないように診療をし、懸命の治療で回復しているという。ヤマネコと接するのは限られたときだけで人になれると警戒心が薄れてしまうという。島の人々もヤマネコを守る活動をしている。その高山さんはヤマネコの目撃情報のある場所の草を刈っていた。夜になるとヤマネコは道路脇を歩いているが小動物を追いかけていた。夢中になるあまりに車に気づかずに命を落としているという。少しでも事故を防ぎたいと高山さんは草刈りなどをし、さらに島を走る車を対象にしたスピード測定も行っている。車の速度や交通量をしらべてスピードを出す車が多い場所には看板を設置するという。
[ 03:08:58 - 03:14:13 ] 315秒 詳細
島の子供対にも調査に参加してもらう。去年の調査ではスピードオーバーをしていた車の内8割が地元の人が運転する車。子供達を通して周りの大人にも注意を呼びかけたいと考えている。さらにヤマネコが飛び出さないように道路に現れる生き物を避難させる。そしてやんばるではヤンバルクイナを守り続けてきた人達がいる。長嶺さんは獣医師で傷ついたヤンバルクイナの治療を20年前からしている。ひどく衰弱していたが呼吸器に炎症を起こしていると判断し抗生物質を投与などをした。次に別のヤンバルクイナを診るというが容体が悪化したという。心臓に異常を抱えていると言うが、貧血の症状もあり、長嶺さんは他の臓器にも異常がでたのではと考えた。エコー検査をしても詳しくはわからず。さらに詳しい検査ができる施設でヤンバルクイナを検査。内蔵の異常はなく、今後も薬の治療をしていくという。
[ 03:14:13 - 03:18:53 ] 280秒 詳細
長嶺さんは鳥が好きだったが18歳の時にヤンバルクイナと出会ったという。大学受験を控えていた時にヤンバルクイナが見つかったというニュースをきいた。いてもたってもいられずやんばるの森へ。明け方にひと目見たヤンバルクイナに心を奪われたという。その後、大学の獣医学科に進学し2001年に故郷の沖縄で開業した。以来、沖縄固有の野生動物保護活動を一貫して行ってきた。長嶺さんは15年前からヤンバルクイナも人工繁殖も行っている。環境省と一緒に作った繁殖施設で、自然の環境に近い飼育施設で育てられる。餌を採れるように訓練をし、さらに厳しい訓練にはハブの剥製を使った天敵への訓練。ヤンバルクイナの警戒の鳴き声を流し、訓練が始まるとヤンバルクイナは木の上へ。そして警戒の鳴き声も発した。こうした訓練をうけて厳しい森の中で行きていけると判断されれば終了となる。今まで森に放したヤンバルクイナは65羽。4割が一年以上生き延びているという。
[ 03:18:53 - 03:21:27 ] 154秒 詳細
西表島の問題には世界中のゴミが西表島に流れるつくこと。さらに外来種の問題。ハブなどを駆除するために海外から持ち込まれたマングースはヤンバルクイナやノグチゲラの天敵になっている。さらに植物でも外来種はオジギソウ。訪れた人の服などについて持ち込まれた。外来種が増えれば生態系に影響すると言われている。さらに希少生物を脅かしているのが密猟。一昨年にはやんばるに生息するリュウキュウヤマガメ60匹が香港に密輸されたことが発覚した。
第4章 奇跡の森を次の世代へ [topic=18877191] 詳細
[ 03:21:27 - 03:26:50 ] 323秒 詳細
やんばるでは密猟を伏ぐために地元のガイドと密猟のパトロールをしている。この日は初めて参加する二人とともに密猟が行われそうな場所をパトロールした。参加者には動物の生体を詳細に語り、その知識を深めてもらおうという活動をしている。西表島ではゴミ拾いだけでなく始まったことには簡易トイレ。多い日には一日200人以上が訪れ、回収した袋を観光客が持ちかえる。

(エンディング) [corner=12789612]
エンディング [topic=18877212] 詳細
[ 03:26:50 - 03:27:00 ] 10秒 詳細
エンディング映像。