番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20210730 > エピソード: 1489021

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 東京ミラクル
エピソード名 選(4)「老舗ワンダーランド 佐藤健・物々交換の旅」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2021-07-30 01:51:00 〜 2021-07-30 02:40:00
WireActionデータ更新時刻 2021-07-30 05:44:26

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=12789697]
オープニング [topic=18877382] 詳細
[ 01:51:00 - 01:54:38 ] 218秒 詳細
世界を驚かせる東京ミラクルの原動力と歴史を探る。今回のテーマは「老舗」。東京には百年企業が3356社(帝国データバンク調べ)ほどある。東京は幾度となく破壊されてきたが今の反映を築き上げてきた。東京の長寿企業に注目しているのが中国で佐藤健が100年以上続く老舗を巡る。

老舗ワンダーランド 佐藤健・物々交換の旅 [corner=12789698]
江戸っ子が愛した小玩具屋 [topic=18877383] 詳細
[ 01:54:38 - 01:58:20 ] 222秒 詳細
浅草寺・仲見世に訪れた佐藤健は今回、普段行き着かない考えや教えに出会えたら嬉しいなどと語った。佐藤は老舗が集中する東京東部を中心に旅を行い、尋ねた店で長寿を支えた一品を頂き、次に訪れた老舗に渡す役割を担う物々交換の旅。佐藤は創業1866年の江戸趣味小玩具「助六」に立ち寄り、5代目店主の木村から長寿の秘訣は自分の商品を愛することなどと教わった。「助六」の商品は職人手作りのため全てがオリジナル商品であり、目立たないところにも手間をかけている。
[ 01:58:20 - 02:01:43 ] 203秒 詳細
「助六」は100年以上玩具一筋で商いを行ってきたが、その商いは波乱万丈であり、それを乗り切れたのは、「売れなくても売り続ける」という信念だった。1923年、関東大震災で全焼した仲見世。再建したとみれば東京大空襲により焼け野原となった。住まいをなくした当時の「助六」の一家は倉庫だった店の二階で暮らしながらも商売を続けていたが、誰しもが食べるのに必死であったため玩具は売れなかった。それでも玩具を売り続ける店のために、職人たちもおもちゃを作り続けた。少しずつ日本が復興に向かうに連れ、「助六」でしか買えないおもちゃがあるとして評判となり、店の経営が成り立っていった。そして佐藤は「助六」から竹笠を被った犬の置物を授かった。
”文明開化”の味 世代を越えて [topic=18877384] 詳細
[ 02:01:43 - 02:07:41 ] 358秒 詳細
佐藤健が人力車に乗ってすき焼き店「ちんや」を訪れた。1880年創業の老舗。佐藤が厨房で賄い飯の牛丼を食べた。毎月29日の肉の日に特別なメニューが従業員のための賄いとして出る。なかでもこの牛丼は人気で原価は3000円以上するという。当代6代目が店を引き継いたのはBSE騒動が発生した2001年だった。売り上げが半分になり経営の危機に瀕した6代目は、子どもやお年寄りのことも考えて、霜降りを抑えた肉を出すことで、霜降り信仰からの脱却を図った。家族3世代で来る客が増え、客足も以前よりも増えたという。佐藤が店主と物々交換で牛肉を手に入れた。
300年 変わっていません [topic=18877385] 詳細
[ 02:07:41 - 02:12:46 ] 305秒 詳細
佐藤健が人力車で「長命寺桜もち」を訪れた。「長命寺桜もち」は江戸時代から商売を行っていて、「桜もち」、一種類しか販売していない。山本祐子さんは母から「飽きないで商いを」と言われてきたという。佐藤健は、桜餅を試食した。
老舗経営の極意とは? [topic=18877386] 詳細
[ 02:12:46 - 02:15:20 ] 154秒 詳細
東京に中国人の経営者たちがやってきた。日本の企業経営を学ぶことが目的で、長寿の秘訣を聞けるのが楽しみ。創業者の初心や長期にわたる計画を聞きたい。などと話した。どうすれば長生きの企業をつくれるのか、日本の老舗にヒントを探ろうとしている。「利他」という言葉が中国人経営者の間でひろがっている。自分の利益だけでなく他社をおもんじる、日本の老舗経営者の哲学だという。講演を聞いた中国の人たち。日本の企業は利他の精神をうまく伝承している。中国も学ぶべきだと思う。などと話した。
江戸時代から愛される 美しい紐 [topic=18877387] 詳細
[ 02:15:20 - 02:20:04 ] 284秒 詳細
老舗をめぐる旅。佐藤は続いて、上野にある創業367年の組み紐を売るお店へ。長い紐を作る技法は昔から続いている。全部手作り。機械を使わない手仕事。完成までに7日ほどかかるものもあるという。組み紐は映画「君の名は。」にも登場した。組み紐の技術は1400年前に日本に伝わり独自の発展を遂げた。現在では商いを続ける店は少なく、自分たちの店がなくなることは組み紐の文化そのものの消滅につながると考えているという。道明葵一郎さんは組み紐の文化をまもるために、いにしえの技法を調査し、ふっこくしようという取り組みを続けている。佐藤は、つないでいく職人さんたちがいて商売として続いていく。まだまだ知らない世界がありますね。などと話した。
ミラクルの裏側に迫る [topic=18877388] 詳細
[ 02:20:04 - 02:23:13 ] 189秒 詳細
老舗といえば「のれん」。のれんをまもることは、すなわち店をまもること。東京には老舗がつどう、東都のれん会という団体がある。その加盟店に、商いが永らえてきた秘訣を一文字で表現するとしたら?というアンケートを行った。かつお節「にんべん」の13代目・高津さんは「信」と回答。お互いが信用して初めて良いものをお届けできる。などと話した。人形「吉徳」の12代目・山田さんは「共」と回答。共存共栄。常に業界全体の繁栄に心を配るようにとの戒め。などと話した。アンケートの結果、2位には「変」という字が登場。日本経済大学大学院の特任教授は、変え続けるということは生きるための条件。などと話した。
日本最古の折詰弁当 [topic=18877389] 詳細
[ 02:23:13 - 02:27:45 ] 272秒 詳細
東京で老舗がもっとも多く集まる日本橋では、毎年10月にべったら市という祭りが開催されている。江戸時代に商人が繁盛を願ったことが祭りの起源だ。この祭りの参加者が終わった後に楽しみにしているのが日本橋弁松総本店(1850年創業)の折詰弁当。創業当時の江戸時代はまだ砂糖が高価。また、江戸っ子ははっきりした味を好んだことからあえて見栄を張って砂糖を多く使い、濃い味付けだった。今もその味を受け継いでいる。健康志向・薄味ブームの昨今では「味付けがおかしい」と客からクレームがくることもあるという。しかし、8代目の樋口純一さんは「味が濃いのも理由がある。今の風潮だからといって薄味にしてしまうと弁松の味ではなくなってしまう。一切変えるつもりはないです」とキッパリ。味を守るため、人手不足と働き手の高齢化という状況から外国人の若者を多く雇っている。
千年もつ和紙 売ります [topic=18877390] 詳細
[ 02:27:45 - 02:31:31 ] 226秒 詳細
佐藤健が神田にある山形屋紙店(1879年創業)を訪問。客が要望するどんな注文にも応えるのがこだわりで、様々な用途の和紙を皇室に納めてきた。書道用の紙は枯れた状態が一番書きやすいため、倉庫に紙を寝かせるということもしている。そこには人間国宝・岩野市兵衛が漉いた奉書もあった。和紙の需要が減少し、和紙を漉く職人が減っていうるのが今の現状なのだが、山形屋紙店の田記有子は和紙の新たな商品開発を行い、職人の仕事を絶やさないようにしている。職人・店・客の三者がみんな喜ぶ「三方よし」が店で代々受け継がれてきた精神なのだ。
[ 02:31:31 - 02:32:23 ] 52秒 詳細
佐藤健は物々交換で、組紐と手帳を交換してもらった。柿渋の紙なので虫食いに強いという。
ほうき1本にこだわる [topic=18877391] 詳細
[ 02:32:23 - 02:36:08 ] 225秒 詳細
1830年創業のほうき専門店「白木屋傳兵衛」では職人手作りのほうきを販売。植物性のほうきには特有のアクがあり、これが畳の毛羽立ちを抑えてくれるという。掃除機の普及により需要が激減したほうきだが、職人手作りの柔らかさや持ち味のほうきに魅力を感じる人も増えている。佐藤は千年持つ手帳とほうきを交換した。
長寿の秘密 詰まった品々 [topic=18877392] 詳細
[ 02:36:08 - 02:39:05 ] 177秒 詳細
佐藤は最後に交換したほうきを犬のおもちゃを販売している仲見世の店にプレゼント。ほうきを受け取った主人は「こういうふうに編んでいくのは大変だと思う」などとコメントした。佐藤は最後に「どの店も雰囲気が良かった。誰かのためを思う気持ちがあるから、100年以上続いてきたのだと思う」と話した。