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エピソード情報

放送局 NHK総合大阪
プログラム名 東京国立博物館150年 “推し”の国宝” 大公開
エピソード名
カテゴリ 一般実用
放送時間 2022-11-03 10:55:00 〜 2022-11-03 11:54:00
WireActionデータ更新時刻 2022-11-03 15:47:00

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=10058658]
オープニング [topic=15425560] 詳細
[ 10:55:00 - 10:56:21 ] 81秒 詳細
平安時代の人々が祈りを捧げた慈悲深い仏の姿「孔雀明王像」。江戸時代類まれな才能から生まれた華麗で大胆なデザイン「八橋蒔絵螺鈿硯箱」。古墳時代の人ってこんな顔していたの?「埴輪 挂甲の武人」。日本の国宝、どんな思いでどれだけの時間を費やし生まれてきたのか。創立150年を迎える上野の東京国立博物館。受け継がれてきた国宝89件と約12万件の文化財を守る日本を代表する博物館。今日は秘蔵の国宝名品の数々を大公開。

(東京国立博物館150年 “推し”の国宝 大公開) [corner=10058659]
重要文化財 表慶館 [topic=15425561] 詳細
[ 10:56:21 - 10:57:45 ] 84秒 詳細
重厚な空間に淡い光が差し込む表慶館。普段は非公開。ネオバロック様式で造られているという。フランス産の石材を使っている。東京国立博物館の敷地の中で唯一明治期の建物。表慶館は東京国立博物館の150年の歴史のほとんどを見てきたのだそう。
東京国立博物館 研究員の”推し”国宝 [topic=15425562] 詳細
[ 10:57:45 - 11:09:40 ] 715秒 詳細
夏木マリさん、市川紗椰さんが読んでいたのは東京国立博物館の研究員69名に推しの収蔵品を聴いたアンケート。冨田さんは「外壁に使われている石材が茨城の笠間市の稲田石という石を使用している。私のような茨城出身者にとってはこの表慶館というのはひときわ思い入れの深い存在。本来収蔵品というのは我々研究員にとっては平等。1つは中々選びづらい」などコメント。「東京国立博物館が所蔵する国宝89件の中で推しの国宝3つを教えて」とのアンケート。7人の研究員が推したのは普賢菩薩像。普賢菩薩像は白い象に乗って現れるという仏。昭和26年国宝に指定された。見事な筆さばきが穏やかな表情の秘密。さらに金箔を張る截金による文様はその時代の美意識を表している。続いて古今和歌集(元永本)、10人が推した。当時の工芸技術の粋を集めた華麗な装飾。序から本文全てが揃う最古の写本であることから昭和26年国宝に。紙の表面にうっすら浮かぶ文様は孔雀。雲母によってすりだされている。美しい筆運びの文字の周りには金銀の切箔や砂子が巻かれている。洛中洛外図屏風を12人が推した。京の景観や風俗を描いた屏風は安土桃山時代から江戸時代にかけて盛んに制作された。この作品は28年に国宝に指定されている。描かれている街は神輿を担ぐ人たちがたくさんの三条通。祭りは四条通まで。東は五条大橋、清水寺も描かれている。続いて、12人が推しているのは松林図屏風。東京国立博物館が所蔵する89件の国宝は「絵画、書跡、法隆寺献納宝物、考古、漆工、刀剣」となっている。
東京国立博物館 研究員の”推し”国宝 東洋絵画 [topic=15425563] 詳細
[ 11:09:40 - 11:19:25 ] 585秒 詳細
李氏の「瀟湘臥遊図巻」は12世紀の中国・南宋時代の山水画でも最高級の名鑑として知られる。瀟湘は湖南地方の景勝であり、臥遊は横になって山水画を眺める様子のことを指す。中国各地を旅した僧侶が風光明媚な瀟湘に立ち寄らずに後悔していたことからこの絵は描かれたという。墨一色で空気のニュアンスを見事に表した一品。遠くからだと分かりづらいものの、近寄ると、ひっそりとした村の様子も見ることができる。巻頭には「氣呑雲夢」の文字も見られるが、こちらは清の最盛期を築いた乾隆帝が書いたものであり、巻末に自ら竹の絵を書き込んでしまうほどに惚れていたという。中国から日本に渡った一品の一つであり、菊池惺堂の手に渡った。、関東大震災の被害を受けた惺堂はこの作品を命からがら救い出したこともあるという。関東大震災の際にはジョサイア・コンドルの手掛けた東京国立博物館旧本館も被害を受け、展示が倒れてしまうなどの被害もあったが、狩野長信の「花下遊楽図屏風」は何も描かれていない部分があり、関東大震災の被害を受けたためとなっている。東博はその後も太平洋戦争のために福島・高松宮御別邸などに作品を疎開して文化財を守ってきた。
東京国立博物館 研究員の”推し”国宝 考古 [topic=15425564] 詳細
[ 11:19:25 - 11:28:03 ] 518秒 詳細
はに丸のモデルになったと言われる埴輪挂甲の武人。こちらは14人の研究員が推した。よく見ると、鎧を紐で結んでいることがわかる。古墳時代後期武装を詳細に伺えることから昭和49年、国宝に指定されている。多くの人が推したのはこのなんとも言えないような顔つき。埴輪挂甲の武人は近年、解体修理を行なった。熊本県の江田船山古墳からも銀象嵌銘大刀。6人が推した。昭和40年、他の出土品とともに国宝に指定されたのは刀身にワカタケルの大君とも推測される日本最古の本格的な文章が刻まれているからだが、文字だけでなく絵も書かれている。ちょっとデフォルメされた絵は漫画みたい絵。また、7人が推した扁平鈕式銅鐸にもついつい頬がゆるんでしまいそうな絵が。そこにはシカ、狩人、スッポン、魚、カマキリ、アメンボなどが描かれている。埴輪、太刀、銅鐸、国宝から伺える愛らしい表現の数々。日本が誇るかわいい文化の源流は考古に見つけたり。
東京国立博物館 研究員の”推し”国宝 漆工 [topic=15425565] 詳細
[ 11:28:03 - 11:30:46 ] 163秒 詳細
「漆工」分野の推し国宝を紹介。3人の研究員が推したのが、本阿弥光悦作の「舟橋蒔絵硯箱」。最大の特徴とされるのがその形で、研究員の方からは平たいものが硯箱という常識を覆す大胆な造形は見事という声があがった。本阿弥光悦は徳川家康から京都市の鷹峯の地を拝領し、この地でものづくりに励んでいたという。舟橋蒔絵硯箱の形は、光悦寺から見える鷹ヶ峰を参考にしたという説がある。
[ 11:30:46 - 11:32:29 ] 103秒 詳細
本阿弥光悦の作風に影響を受けた尾形光琳の作品も人気が高い。4人の研究員が推したのが「八橋蒔絵螺鈿硯箱」。鉛や銀など様々な素材を使い、研究者からは尾形光琳のデザイナーとしてのセンスが抜群といった声が聞かれた。
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 [topic=15425566] 詳細
[ 11:32:29 - 11:35:03 ] 154秒 詳細
東京国立博物館が所蔵する国宝89件は、開催中の特別展で展示されている。特別展では国宝だけでなく、着物や生き人形、仏像など他にも沢山の見所がある。 博物館が現在の千代田区に遭った頃の扁額や、キリンの剥製標本、樫鳥糸肩赤威胴丸、麗子微笑などの作品が展示されている。特別展は12月11日まで行われる。
東京国立博物館 研究員の”推し”所蔵品 [topic=15425567] 詳細
[ 11:35:03 - 11:40:11 ] 308秒 詳細
研究員の方に、国宝以外で推したい所蔵品をアンケート調査。仏像や絵画、能面、縫箔、彫刻など様々なジャンルから重要文化財かどうかなどを問わずに選出された。
東京国立博物館 研究員 最も”推し”が多かった国宝 [topic=15425568] 詳細
[ 11:40:11 - 11:46:14 ] 363秒 詳細
研究員の中で最も推しが多かった国宝の竜首水瓶を紹介。竜首水瓶は普段法隆寺宝物館で展示されており、明治11年に奈良の法隆寺から皇室に献納され戦後国に移管された仏教美術品の数々で法隆寺献納宝物と呼ばれているものの1つである。竜首水瓶は7世紀の日本で作られたと言われ注ぎ口は龍の頭になっており取手で龍の体が模されている。表面に銀や金を塗り重ね文様が浮かび、研究員は東西の伝統的なモチーフの融合について触れていた。飛鳥京時代日本は中国王朝に使節を派遣し進んだ文化や技術を吸収しようとしており、シルクロードを通じた国際交流の一端が感じられると紹介。
国宝刀剣の間 [topic=15425569] 詳細
[ 11:46:14 - 11:50:20 ] 246秒 詳細
日本刀が展示されている国宝刀剣の間には史上初の博物館が所蔵する国宝の刀剣全19件が展示されていると紹介。平安時代の刀工三条宗近の三日月宗近は刀身に浮かぶ三日月型の紋様が特徴で豊臣秀吉の妻での持ち物であり、徳川秀忠が貰い受けた以降徳川家将軍家に伝えられていったという。群鳥文兵庫鎖太刀は奉納品だったことから作られた当時のまま刀装と刀身が残されている貴重な刀であると紹介。
特別展「国宝」の観覧を終えて [topic=15425570] 詳細
[ 11:50:20 - 11:51:46 ] 86秒 詳細
特別展「国宝」の観覧を終えて夏木マリは研究員の愛を感じられて、物に教えられる事があった等と話した。
見返り美人図 [topic=15425571] 詳細
[ 11:51:46 - 11:53:02 ] 76秒 詳細
展示の最後には見返り美人図があり、前を向いて歩みながら後ろを振り返る温故知新の思いがあるとして展示されていると紹介。