パラグラフテキスト |
7月、小宮さんは友人とガシャモクを見つけた池を訪れる。しかし今年はほとんどガシャモクを見ることができない。水が濁っており、ガシャモクが育ちにくい状況になっているのだという。小宮さんはある日これまでサポートしてくれた田川さんに会えないことに不安を感じ不満をぶつけてしまう。田川さんは小宮さんから「頑なに実績を重視する」部分を感じ、物事を伝えるのが難しいと感じることもあるのだと話してくれた。ある時小宮さんを農家の鎌谷さんが訪ねてくる。彼もまた耕作放棄地の再生に携わっている。鎌谷さんは小宮さんを農場で雇い、生き物の研究ができるようにしてくれた。鎌谷さんは小宮さんに全国で通用するような人物なってほしいと語った。8月、交通事故を起こしてしまった小宮さん。その間田川さんは町の人に事情を説明し、帰ってこられる場所を残したという。翌週、小宮さんは活動を再開。鎌谷さんはその様子を見守ってくれていた。「人を信じられない」と語っていた小宮さんは多くの人に支えられ、自分を支えてくれる人に「すごいな」と素直な気持ちを述べた。地域おこし協力隊としての任期はあと2年、小宮さんはイベントやガシャモクの栽培を始めた。小宮さんは人間関係など、学んで変えていく気持ちになっているのだと語ってくれた。 |