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茨城県・日立市は、今回の大雨で記録的な被害を受けた。自宅が浸水被害に遭ったという男性が、「だいたいこのくらいまで（水が来た）。本当に一瞬という感じ」などと話した。被害は市役所にも及んだ。昨日、日立市役所にも浸水して、庁内に警報ブザーが鳴り響き、庁内アナウンスが「ただ今のブザーは、水が入った事の影響と思われます」と告げた。日立市役所では、受電設備や非常用発電機も浸水した為に、停電した。日立市役所は、旧庁舎が東日本大震災で被災した為、防災拠点機能の充実などを掲げて、建て替えられた。しかし今回の大雨で浸水した為、日立市役所は災害対策本部を別の場所に移して対応した。現在の日立市役所の前から生中継で、NHKの國友真理子が現地の様子をリポートした。日立市の小川春樹市長は、「東日本大震災を経験して、しっかりした庁舎を作ったはずだが、電源機器が水没して停電したのは、想定外」などとコメントしている。一方、福島県・いわき市では、国宝の「白水阿弥陀堂」が浸水した。いわき市では今日の正午の時点で、昨夜からの大雨で少なくとも1050棟の住宅が床上浸水している。今回の大雨により、各地で死者も相次いでいる。福島県・いわき市では、70～80代と見られる男性が側溝で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。茨城県・北茨城市では、川で20代と見られる男性が見つかり、死亡が確認された。茨城県・常陸太田市の川でも、30代の会社員が遺体で見つかった。千葉県・大網白里市、千葉県・茂原市でも、人々が浸水被害からの復旧作業に当たっている。 |