パラグラフテキスト |
きのうの夜に判明した遺体の身元は、恵庭市の浦仁志さんだった。死因は出血性ショックで、体には致命傷とみられる刺し傷があり、死亡後に首を切断されたとみられている。裸の状態で所持品はなく、頭部は持ち去られたとみられる。事件があったのはJR札幌駅から南に2キロのすすきののホテル。現場はホテルの202号室だった。頭部のない遺体が見つかったのは今月2日だった。浦さんは札幌から恵庭市まで車で移動していた。さらに今月1日の午後11時前にホテルの近くで何者かと待ち合わせをし入室。この人物は大型の黒いスーツケースを持っていたという。そして翌日午前2時頃、フロントに「一人で先に出る」と電話があった。この直後一人で退室したことが明らかに。入室したときには持っていなかったリュックサックを背負ってでてきたという。また、入室時には白っぽい服を着ていたが、退室時は上下黒っぽい服を着ていた。小柄な体格でつばの大きな帽子を深く被っていた。浦さんの妻は、おととい夜警察に行方不明者届けを出していたという。この際自宅で採取された浦さんの指紋が遺体のものと一致し遺体の身元が判明した。財布や携帯電話も見つかっていないとのこと。 |