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きのう開かれた男女共同参画会議。女性活躍と男女共同参画の重点方針を盛り込んだ「女性版骨太の方針」の原案を示した。東京証券取引所のプライム市場上場企業を対象に明記された目標は「女性役員を2025年までに少なくとも1人」「女性役員の比率を2030年までに30%以上にする」。東証に対し、年内に規則を定めるよう促すという。2022年のOECDの調査では、日本の女性役員の比率は15.5%で、38か国の平均29.6%を大きく下回っている。スポーツクラブの運営等を展開しているルネサンスは、役員25人中8人が女性役員で比率が32%になっている。ルネサンスの社長・望月美佐緒は「ポジションにあがりたいって女性はほとんど思っていないが、お客様のためにこれをやりたいと思っている人はいっぱいいる。それを実現するためには、場所やポジションにあがっていくことも大事なんだよと引っ張ってあげることが大事かなと思う」と話す。女性役員30%目標については「業種・業態によっては難しいと思う。業態とかお客様の状態に合わせてでいいんじゃないか」と話す。「女性版骨太の方針」は近く全ての閣僚が出席する会議で決定される見通し。 |