パラグラフテキスト |
今年4月に任期満了となる日銀総裁の後任人事案が正式に発表。まず日銀総裁は「物価の番人」と呼ばれ、ものの値段が激変しないように調整していくことが大きな仕事の1つとされている。日本銀行の主な役割は「物価の安定」「紙幣の発行」「政府の銀行」「銀行の銀行」とされる。ただ紙幣は日銀で発行しているが硬貨は政府が発行している。また「政府の銀行」という役割に関して、日本銀行では国から委託を受けて国のお金を管理する立場にある。例えば税金などは税務署などを通して日本銀行の政府の口座に入ることになる。また年金などは日本銀行から支払いが行われるということになる。また「銀行の銀行」に関しては銀行も日銀の中に口座を持っている。例えば我々が振込などを行った際に、2つの銀行が日銀内でやり取りをしていることになる。そのため実際にお金が動いているわけではない。ただ個人では日銀に口座を持つことはできず、政府・金融機関に限られる。また一般銀行は日銀に預金し、場合によっては日銀が融資してくれる場合もある。一般銀行にとって日銀はマイバンク、政府にとってもマイバンクということになる。また銀行が借りるというケースに関して多額の引き出しなどによって、一時的に紙幣が無くなってしまう場合があり、その場合に「借りる」という形になる。 |