| パラグラフテキスト |
南部・フロリダ州（共和党）のデサンティス氏は、今回の中間選挙で2期目を目指している。デサンティス氏は次世代の保守政治家として全米に人気が拡大していて、中間選挙では接戦州の共和党候補の応援で各地を飛び回っている。強行で保守的な政策で、ミニ・トランプとも言われてきたデサンティス氏。一躍知名度を広げたのが新型コロナ対応。感染拡大が続く中、経済回復を目指して、州内の規制をいち早く解除し、学校でのマスク着用の義務化にも反対するなど保守層の注目を集めた。そして今年9月、法的手続きを踏まず入国を試みる人が急増する中、バイデン政権の移民政策を批判。南部の州が過度の負担を負っているとして、入国者を飛行機でリベラル色の強い州に事前の調整なく移送した。多くの批判も呼んだこの行動も支持者からは移民問題に目を向けるきっかけを作ったとして支持する声が聞かれる。先月の世論調査では共和党大統領候補として支持がトランプ氏についてデサンティス氏が2位につけた。知事選挙の候補者討論会では、2年後の大統領選挙に立候補せず知事の任期をまっとうするつもりがあるのか繰り返し問われた。デサンティス氏は「今する話じゃない」と口を閉ざした。オハイオ州在住のリチャード・ベクトールさんは「トランプ氏の多くの政策が好きだが彼はあまりにも対立を呼び起こしている デサンティス氏はトランプ氏ほど大きな分断はうまないと思う どちらか選べと言われれば私はデサンティス氏を支持する」と語った。デサンティス氏は中間選挙でトランプ氏に支援を求めず距離を取る動きを見せている。 |