パラグラフテキスト |
東京都福生市。年季の入った店構え。1人の男性が入店。初めてきたということで、店員さんから説明を受けた。なんとパチンコ玉は使い放題。というのも、このお店はパチンコ店ではなくゲームセンター。3000円で一日中遊べる。羽根モノが好きだという男性は1980年代に人気だった台を打った。続いて40代の会社員の男性に声をかけた。一時間かけて通っているという。景品はもらえないが、当時の思いをはせながら打つのが魅力だという。店員さんは空気感を出すため、昔のスタイルでマイクパフォーマンスを入れる。ここがオープンしたのは2年前。閉店したパチンコ店に古い台を90種類ほど設置した。1990年前後の雰囲気を再現している。若い二人組のお客さんが入店した。生まれる前の台ばかりだが、気になって来たという。出玉との引き換えとして、打った台の機種名を店員が書いたレシートがもらえる。夕方、スロットマシーンを撮影している人がいた。古い台を紹介するYouTuber。20代の頃からパチンコで生計を立ててきたという。閉店時間の夜8時、1人だけお客さんが残っていた。閉店間際に当たってしまったという。お客さんは「終わりよければ全てよし」と言い、帰っていった。 |