パラグラフテキスト |
先週金曜日、京都府警に逮捕された田中幸雄容疑者。2013年12月、王将フードサービスの社長大東隆行さんを射殺したなどの疑いが持たれている。容疑者は逮捕後一貫して黙秘を続けているという。事件の数カ月後に発売された雑誌にはインタビュー記事が載っていた。33歳まで会社員だった容疑者は暴力団組員になった理由について「一言で言えばカタギの世界に愛想が尽きたということ。とんでもないトラブルに巻き込まれてうんざりするような体験をしたがそれを助けてくれたのが石田組の方々だった」などと話していた。組織内でプロのヒットマンとして暗躍し絶対に口を割らないと有名だった。藪氏は今回の事件について組織的な犯行だったのではないかと指摘、「彼は石田組のナンバー3なので独断でこんな大きな事件を起こすというのはまずありえない。今回の事件は本人の意思に基づくものではないと思う」などと話した。王将の第三者委員会は特定企業グループと約260億円の不適切な取引が繰り返されていたと指摘。警察は企業グループの当時の経営者の男性から任意聴取をしているが事件への関与を否定しているという。事件前周囲に殺されるかもしれないと漏らしていた大東さん。警察は石田組を家宅捜索するとともに王将の元役員らの任意聴取を進めていて不適切な取引と事件との関連を調べている。 |