| パラグラフテキスト |
大島さんはクラダシでのこりの22個の春雨を購入した。他にもそうめんの詰め合わせや冷凍の焼き芋を購入した。しかしその大量の商品も3家族で共同購入しているので残ることはないという。関藤は1971年に大阪で生まれたが、熱血漢の父親に育てられ、命を世の中のために使えと言うような父親だったという。その言葉が関藤の胸に残り1995年には総合商社に。赴任先は中国だった。そこで関藤はその後の人生を左右する経験をすることに。現地の職員に連れられて食肉工場を視察したが日本のコンビニ用のチキンが大量に廃棄されていたが形や重さの違いだけだったという。食品廃棄は見過ごせないとその現状を上司にかけあった。しかし効率の良いビジネスをしろと諭された。2014年に関藤はクラダシを創業した。まず食品メーカーを周り廃棄する食品を売って欲しいと掛け合ったがメーカーはブランド価値を下げたくないと言ったという。100社ほどまわったが全滅だったという。しかし取引してくれるメーカーを求めきっかけをつかんだのはダイドードリンコ。最初はその依頼を断っていたが、その中で商品の備蓄用の水が3万ケースが返品され、廃棄の危機になっていた。それを関藤が買い取ってサイトで販売し半年で完売させた。ダイドードリンコはその成果に驚いたという。その後フードロスへの関心が高まると大手メーカーも続々参加しあらたな社会貢献ビジネスを作った。 |