パラグラフテキスト |
午前7時39分頃ICBMの可能性がある弾道ミサイルが北朝鮮から発射された。最高高度は約2000キロ、飛行距離は750キロほど。その約1時間後には立て続けに2発発射され、これは最高高度約50キロ、飛行距離は350キロほどだった。日本上空を通過する可能性のある飛翔体が探知されたためJアラートが7時50分頃に発出されたがその後訂正された。日本海上空でレーダーから消失したといい、日本上空を通過する可能性があればその時点でJアラートは発出されるという。小谷氏は「ICBMが切り離された可能性がある。切り離された部分が飛翔体として探知されたのでは」とし、「おそらく2段目のロケットが十分な推力を得ることができなくて手前で落ちてしまったということなんだろうと思う。正確に軌道を把握したが北朝鮮のミサイルに不備があったため結果としてJアラートが誤報のように見えてしまった」などと話した。またJアラートについて「地球は丸いのである程度の高度に達しないとレーダーで探知できない。Jアラートを早く出すことはできるが誤差が広がって広い範囲に出さなければならなくなる。正確な軌道を把握して範囲を狭めて混乱を抑えるバランスをどうとるか」などと話した。相次ぐミサイルの発射の背景にはアメリカへの牽制があるとみられている。小谷氏は「米韓の合同軍事演習に対する措置として北朝鮮はミサイルを撃っている。演習は明日までということだったが延期が発表された。当面演習が続いて北朝鮮も対抗措置をとる可能性が高い」などと話した。 |