パラグラフテキスト |
韓国ソウルの繁華街・梨泰院で若者ら156人が死亡した事故で事故が起こる4時間前から現場の危険性を訴える通報が相次いでいたことがわかった。午後6時34分には「路地に人が押し寄せ続けていて圧死しそうだ」、「人が多すぎる 統制してほしい」と通報。約1時間半後には「転んでケガをしている人がいるので取り締まりをしてほしい」と通報があった。そして午後9時2分には「みんな大騒ぎなんです 本当に道をどうにかしてください。本当に人が死んでしまいます。」という通報があった。この通報の直後にも「いまここにいるみんなが圧死しそうです。状況は深刻です。奥の人たちが圧死してしまいます。」と危機を訴える通報が事故発生前に相次いで11件寄せられていたというが、警察が出動したのは4件にとどまった。また韓国メディアによると、警察は事故現場周辺をパトロールの対象に入れていなかったということで、警察庁などの関係機関トップ3人が相次ぎ謝罪に追い込まれた。そうしたなか年末にかけて様々なイベントが控える日本では安全対策強化への動きが始まっている。あす3年ぶりに開催を控えている「新潟まつり花火ショー」の担当者は安全対策を見直すため会議を行ったそうで「始まる前に会場内でのアナウンスを繰り返し行うとともに、警備の方で声掛けの頻度を増やすというような方向でいきたい。」と話した。また木村拓哉さんの登場で話題になり、今週末に岐阜市で行われる「ぎふ信長まつり」。騎馬武者行列が通る金華橋通りは通行止めとなり、観覧の当選者しか入ることができない。しかし規制のない脇道に多くの見物客が来る可能性があるため、各所に交通誘導員の配置を決定。さらに混乱を避けるため迂回するよう誘導していくという。 |