パラグラフテキスト |
街中では信号無視や一時不停止、傘差し運転、右側通行、並走など様々な自転車の違反行為が見られた。改めて信号無視、一時不停止、右側通行、徐行せず歩道を走行することの取り締まりを強化し、赤切符を積極的に交付するという。赤切符は悪質な交通違反として刑事処分の対象となること。これまで自転車の場合は赤切符もあったが罰則がない警告が大半だった。自動車では反則金のない白切符、反則金納付で刑事処分のない青切符、赤切符は無免許運転や飲酒運転などで刑事処分の対象となる。都内での警視庁の赤切符交付は今年9月末時点で3906枚と昨年同期比で669枚増加している。去年10月、都内在住の30代主婦はスーパーからの帰り道に車道を通って交差点を渡ったところで信号無視と歩行者妨害で警察官に呼び止められた。歩行者用の信号全て青だったが車用の信号機は赤だった。自動車は軽車両のため基本的に車と同じルールで走行しなければならない。また歩道も自転車が通れるかは道によって異なるという。無意識に歩行者用の信号を見ていたという主婦は路上で約1時間細かい聞き取りがあり赤切符を交付された。赤切符には出頭日も記載されている。主婦は3週間後に交通裁判所に出頭し、警察から再度事実確認が行われ書類送検され、検察からも事実確認が行われた結果不起訴になったという。主婦は有罪になる可能性があると説明されとんでもないことをしたと気付いたという。二子玉川駅前のスクランブル交差点で番組が正午頃に取材すると1時間でイヤホン着用、携帯電話を片手に走行、車道から交差点に突入する信号無視など44人の違反自転車を確認した。一番多かったのは信号無視で二本目はイヤホン着用だった。イヤホン等使用運転は5万円以下の罰金が科される可能性がある。弁護士は自転車は運転免許が必要なく正しい交通ルールを学ぶ機会がほぼないため学校の授業などで詳しく教える必要があるのではなどと話す。 |