| パラグラフテキスト |
昨日、大阪市住吉区にある大阪急性期・総合医療センターでサイバー攻撃による被害が発覚した。昨日朝、院内の電子システムが「ランサムウェア」と呼ばれるコンピューターウイルスに感染していることが分かり、全ての電子カルテが使用できず緊急以外の手術や外来診療を停止している。ランサムウェアはコンピューターウイルスの一種で攻撃者はメールなどでランサムウェアを送り感染させ、中のデータを暗号化するなどして使えなくして解除を条件に金銭を要求する。今回もデータ復旧の見返りに暗号資産「ビットコイン」の支払いを求める英語のメッセージが病院に届いたという。返信先メールアドレスにはロシアで一般的に使われている「ru」の表記があったが、現時点でロシアからのメッセージかは不明。取材に応じた病院関係者は身代金の要求に応じるつもりはなく、それに対する答えもする予定はないとしている。現時点で情報流出も確認していないという。また病院には500人以上の患者が入院しているが現在までに入院患者への影響は出ていないという。しかし復旧の見通しは立たず、今日もほとんどの診療ができない状況。大阪府警は病院側から被害の相談を受けて情報収集にあたっている。 |