パラグラフテキスト |
現場を挟む2つの大通りは、大規模イベントなどの際一方通行になる場合が多かったという。しかし今回混雑する人々の向かう先はばらばらで、坂の中央付近で密度が高くなったと考えられる。また緊急車両が動けない事態も発生した。もう1つ指摘されるのが道幅の狭さ。現場近くの路上は違法にテラス席が増築され、事故の原因とも指摘されている。韓国では人が通る道は4m以上確保しなければならないと定められているが、現場は店のせり出した部分などがあるため約3.2m程度しかなかった。現地メディアによると、現場にあるハミルトンホテルは1970年に竣工され、変更された都市計画などが反映されずに維持された可能性があると伝えている。区関係者によると増築された部分に屋根はなく、建築物と見るのは難しく違法増築物の取り締まり対象ではなかったとしている。3年ぶりの規制のないハロウィンとなった今年。警察の対策が十分だったのか問題となっている。商店街関係者らからの圧死事故が起こる可能性があるとの指摘が警備運用計画に反映されることはなかった。また警察が防犯カメラなどを通じて事故発生の兆しを感知できたにも関わらず、適切な事前措置を取らなかったことも問題視され、警察などへの批判が強まっている。その一方で押せと声を上げる人物が事故を誘発したという証言も寄せられている。 |