パラグラフテキスト |
今日のポイントは「責任は誰に 当事者たちは責任逃れ?」「尹政権に”打撃”か」。今回の事故は予兆が起きていた。前日、SNSで「人並みに押されて転んだ」と投稿されていた。これは梨泰院での出来事だった。さらに現地メディアの報道では前日から群衆が殺到し事故は予見できたと報じている。警察の想定では1日10万人が集結すると想定された。事故発生2日前、これまで以上に熱気が高まっているとの認識があった。ただ事前準備をしなかった。事故当日、警察官は137人配備され麻薬取締などに多数があたっていた。交通整備にあたったのは32人。韓国メディアはセウォル号を引き合いに行政の対応に批判する記事が出ている。セウォル号沈没事故は2014年、修学旅行中の高校生らを乗せた船が沈没し死者・行方不明者は304人。2つの事故には2つの共通点がある。1つ目は「大勢の若者が犠牲になった」、2つ目は「人災と批判されている点」。セウォル号沈没事故では船の無理な改造や過積載などで行怜期間のチェックが不十分だったなどと指摘されている。また朴槿恵大統領が事故直後に動静不明だった点や事故対応の不手際などが批判があり退陣の原因の一つになった。専門家は「尹大統領は朴槿恵大統領の二の舞にならないように最新の注意を払っている」などと解説した。事故発生から4時間後、尹大統領は政府庁舎に入り首相らと対応を競技した。会見で「迅速な支援に万全を期す」とし現場刺殺に訪れた。問題となっているのは李祥敏行政安全相は「多くの人が集まったわけではない。消防や警察を通常より多く配置して解決する問題ではなかった」と発言している。発言に与党内部からも批判が集まっている。支持率が低迷している尹政権にとって大きな痛手になる。尹大統領は日本との関係回復を重視していて影響が出る可能性がある。専門家は国民の安全に関わる問題で対応を間違えれば二の舞の可能性もあると指摘している |