パラグラフテキスト |
もう1つの報道は「有名人登場で人が殺到か」。複数の現地メディアが報じたのは、有名人のBJケイとセイヤが動画の配信中に事故が起きた現場に立ち寄り、その直後BJケイを見るために人々が集まったため事故が発生したという話が広がってしまった。当時現場近くの酒場付近で韓国の動画サイトでの有名人BJケイが動画配信を行っており、ひと目見ようと多くの人が集まったことが事故の原因ではとも報じている。他にも複数の有名人が現場付近に来ていたというSNS上の書き込みも相次いだという。事故後、批判が殺到しているというBJケイはSNSで「故人のご冥福を祈ります。とても心が痛いです」、「有名人の酒場訪問によって人が押し寄せたと報道され、その有名人を私だと指摘する方々がいらっしゃいますが、私は自ら酒場を訪れたのではなく、人波に押されたせいで仕方なく酒場に入ったのです」とした。似たような出来事は過去に日本でもあった。2010年3月、原宿の竹下通りで「芸能人が現れた」という噂が流れ、通行人が殺到した。建物の屋上にも見物人がいた。そして、前方から押されたのか人波が手前に押し戻される瞬間が何度も確認された。女性が折り重なるように倒れ、13歳から16歳の少女4人が過呼吸状態になったり、気分が悪くなるなどして、そのうちの3人が病院に運ばれた。警視庁が確認したところ、芸能人が竹下通りを訪れたという事実はなかったという。過去に混乱を経験した竹下通りの商店街では、再び事故が起きないように様々な対策を行っている。 |