パラグラフテキスト |
きのう滞在先のUAEから帰国したガーシー容疑者は去年YouTubeに配信した動画で著名人ら3人に対し常習的に脅迫したなどとしてきのう成田空港で逮捕された。ガーシー容疑者が逮捕に到るまでの経緯を振り返る。ガーシー容疑者と言うと芸能界の裏話などと称した動画を動画投稿サイトで発信するなど「暴露系ユーチューバー」として活動してきた。そして去年7月には参議院選挙に出馬し当選していたが当選後は一度も国会に登院することはなかった。そうしたなか暴露系ユーチューバーとしての発信の内容が脅迫や名誉毀損にあたるとして複数の著名人らから告訴状を提出されると警視庁がガーシー容疑者に対し任意の事情聴取を要請した。そして今年に入り3月、国会議員として除名処分されるとその翌日、逃走や証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕状が出された。それでも帰国しないガーシー容疑者に対し警視庁は外務省を通して旅券返納命令やSNSの運営会社に対してアカウントの凍結を要請したりした。さらに4月にはICPOを通して国際手配を要請。きのう帰国・逮捕となった。今後の捜査のポイントについて元埼玉県警の佐々木成三さんに伺った。大きなポイントは2つある。1つ目は動機。動機が動画配信サービスを通じて話していた内容が事実無根の内容で収入を得るためだったなど自己中心的な動機だと量刑につながるため、供述の中で判断しながら裏付けをとっていくことになるという。2つ目は犯罪収益。今回常習的に脅迫をしていた疑いがあるなかで、動画配信で得た収益に違法性がなかったかなど他にも同様の事件に関与している可能性があるのではという。警視庁は今後ガーシー容疑者の本格的な取り調べをはじめ、動画収益の金の流れなど詳しく調べる方針。 |