パラグラフテキスト |
著名人らを常習的に脅迫したなどの疑いでガーシーこと東谷義和容疑者が警視庁に逮捕された。警視庁本部に移送される約3時間前にUAE・ドバイから成田空港に到着、ラフな格好で報道陣の前に姿を現し、時折笑みを浮かべ捜査員と会話をする様子もみられた。去年7月に参議院議員に初当選したが、一度も登院せず72年ぶり3人目の除名処分を受けた。ガーシー容疑者はいわゆる暴露系ユーチューバーとして活動していて、芸能界の裏側などと称して配信した動画の一部が脅迫や名誉毀損にあたるとして複数の著名人らから告訴状が出されていた。警視庁は去年から6回にわたり任意の事情聴取に応じるよう求めていたが一切応じず、警視庁は去年YouTubeに配信した動画で著名人ら3人に対し常習的に脅迫したなどとして国会議員を除名された翌日逮捕状をとった。配信では滞在先とみられるドバイから帰国せず引っ越すと明言していた。今年3月には警視庁が兵庫県にある親族の自宅2か所を家宅捜索されると、SNSでは涙をぬぐう様子もみられた、4月にはパスポートが失効したがUAE・ドバイでの滞在を続けていた。このためICPOを通じて国際手配し、先月捜査員らを1周間ほどUAEに派遣し、UAE当局に早期の身柄移送を要請するなど帰国の実現に向け調整を続けてきた。今回の帰国はガーシー容疑者の意思によるものではなく、UAE当局の捜査協力が得られ実現したとのこと。今後の捜査のポイントについて専門家は、「動画配信の収益も犯罪収益になりうるという中で、犯罪で得た収益をどのようにマネーロンダリングしていたのか、そういったことも違法行為につながるということもある」などと話した。 |