パラグラフテキスト |
伊藤忠商事の現社長の石井は2010年にタイに就任した。その直後にタイので反政府デモが勃発。軍が武力での鎮圧を行い一体には厳戒令がしかれた。騒乱の最中で石井は軍と直接交渉し会社からパソコンや資料を持ち出しホテルに拠点を置いた。しかし苦難は続き翌年には大規模な洪水が発生し被害は数ヶ月にも及び、多くの日本企業が痛手を負った。伊藤忠の現地社員の自宅も水に浸かったが、石井は自宅を被災した社員にアパートを用意した。安全を確保しながら仕事を続けた。石井の行動の根底にはラグビーの経験がある。高校時代全国大会の花園に出場するほど打ち込んだ。ポジションは相手が攻撃をしてきた時に真っ先にタックルを仕掛けるフランカー。仕事でも現場の最前線で体を張り、伊藤忠タイ会社の利益を5倍にした。伊藤忠は2010年以降に当時の社長の岡藤の元で躍進しその戦略こそマーケットイン。その会長となった岡藤から根っからの商人と評された石井。2021年に社長を引き継いだ。石井はタイでの反政府で戒厳令が敷かれていた際に何をしていたか?については着任して一週間後に突然ドーンと爆破が起きたという。オフィスはその戒厳令の中にあったので仕事に必要な資料やパソコンを持ち出したという。他の場所では普通に仕事が出来ていたので戒厳令がでたとしてここだけを止めるわけにはいかなかったという。また翌年には大洪水は発生したが石井はバンコクは埋まっていないが従業員は郊外に住んでいたので家が浸水し出社が出来ない状態になったという。アパートを借りることで本人や家族も避難してもらい事なきを得たという。また利益を5倍に伸ばせた理由には一体となってチームワークで勝つというのが体に染み付いていたからだという。 |