パラグラフテキスト |
油井秀樹がワシントンから中継。共和党内では大統領選挙を見据えた動きに関心が集まっているが、それは与党民主党も同様だといい、本来であれば現職が再選を目指せば結束するのが通例だが、バイデン大統領の場合史上最高齢ということもあり次の選挙に立候補するのかどうかが焦点の一つとなっている。油井は先日マンハッタンの期日前投票所で取材をしたが、バイデン大統領の再選を求める声は余り聞かれなかったという。ホワイトハウス担当の久枝和歌子は、バイデン大統領の今後について聞かれ、今回の中間選挙の結果が立候補の判断に影響を与えることになるという。さらに次の大統領選の民主党の候補者になって欲しいのはバイデン氏以外が56%と半数を超えているという。ただ、民主党内にバイデン大統領に変わる有力な候補者がいるかというと難しい所だという。中間選挙について、仮に民主党が上下両院のいずれかでも主導権を奪われれば、大統領の政党と議会の多数派の政党が異なるねじれの状態になり政策の遂行が難しくなるという。油井は、今やアメリカ政治の分断は、外交安全保障の問題でも対立を招くほど深刻さを増してきている一方、日本を取り巻く安全保障環境は悪化していて、中間選挙後も政治的な混迷が続くと見られるアメリカとどのように付き合っていくのか、大きな課題が日本に突きつけられているように思うとまとめた。 |