パラグラフテキスト |
長時間の”迷惑駐車”の原因を探るためにサービスエリアを張り込み。駐車場に置いている車から下りてきた男性が、駐車場の手前で迷惑駐車していた車に乗り込む姿が多数みられた。ドライバーに話を聞くと、建設業の仕事の待ち合わせをし1台の車で仕事に向かうとのこと。サービスエリアで横行していたのはそれぞれが自分の車で来て待ち合わせをし1台の車に乗り合わせて目的地に行く“相乗り”だった。そのため乗り合わせの車以外は駐車場に残されたままとなる。相乗り行為により乗用車が長時間放置されているため、車はあっても人はまばらという現象がおきていた。サービスエリアの管理事務所はこのような迷惑駐車を問題視しており、月1回朝と夕方に記録をとり放置車両を調査している。調査の結果、姫路SAの迷惑駐車は2017年度から乗用車105台のうち40~60台分あることがわかった。迷惑駐車になる要因としては、ガソリンの高騰や交通費を少なくするためだとみられている。この迷惑駐車により、利用者が増える昼過ぎにはサービスエリアが満車状態となるという影響が出ている。管理者は迷惑駐車が事故のリスクを高めていると危惧している。このサービスエリアで相乗り行為が集中するのはナゼなのか?1975年に全線開通した姫路バイパスは当時からお盆の帰省ラッシュでは混雑していた。時を同じくして開業したのが姫路サービスエリア。ここが待ち合わせになりやすいのは、山陽道や播但連絡道などへのアクセスの良さや、2000年12月からバイパスの通行料が無料になったこと、バイパスの上下線どちらからも出入りができること、一般道からも直接出入りすることができることがある。この問題はバイパスが無料化された20年以上前から起きている。相乗り行為を止められない理由を管理事務所にきくと、看板の付け方などを工夫するなど対策をとっているが減ることはなく、今後は減らせるように努力したいと話した。 |