パラグラフテキスト |
中間選挙は上院の定数100議席のうち民主党と共和党は50ずつ議席を持っている。今回はそのうちの民主党14議席と共和党21議席の計35議席が対戦される。獲得議席予測では民主党優勢としているのは12議席、共和党優勢としているのは20議席、3議席が接戦の情勢と分析されている。また、下院は全435議席が対戦される。獲得議員予測では民主党優勢は199議席、共和党優勢は216議席、20議席が接戦となっていて、いずれも共和党が議席を多く獲得する分析となっている。そんな中、バイデン大統領が演説で連呼してきたのが「MAGA」。MAGAとはトランプ前大統領の”アメリカを再び偉大にしよう”というスローガン「Make America Gerat Again」の頭文字を取ったもので、バイデン大統領はトランプ前大統領の熱狂的支持者を「MAGA共和党員」と呼んでいる。現地メディアが報じた全米の世論調査によると、共和党員のうち42%が自分がMAGA共和党員だと認識しているという。バイデン大統領は「MAGA共和党員は権威主義的な指導者を支持し、政治的暴力をあおっている。民主主義への脅威」と述べている。MAGA共和党員を批判している理由について明治大学の海野教授は「共和党は保守本流とトランプ氏を支持するMAGA共和党員に区別できる。バイデン大統領は共和党内の分断を図り、民主党支持者・無党派層・共和党の中の良識ある保守本流の票を狙っている」と指摘。柳澤は「今回の中間選挙は互いに相手陣営の分断を狙っている選挙だというのが象徴的だが、同時に2年後の大統領選挙でバイデン大統領が再戦を目指して立候補するのか、それともトランプ前大統領が出てくるのかがポイントだろう」等とコメント。 |