パラグラフテキスト |
奈良局からは葛城市太田地区の畑にいる石井さん(23)は学生だったときに農業をはじめた。秋収穫のとうもろこしに力をいれている。赤色でとうもろこし「大和ルージュ」の品種は天理市のメーカーから配ってもらい栽培することにしたという。採りたては甘くてジューシーだ。早朝に採って午前中に出荷し、クラフトビールやジュレなど料理の幅が広がる食材として注目される。石井さんの畑では3500本ほどこの秋に出荷した。手応えを感じる石井さんはこれまで農業は未経験。耕作放棄地を借りて一から耕して農業を始めた。大学時代にコロナで飲食店のバイトがなくなったがきっかけだ。多くの農家で基礎を学び、一般的なとうもろこしの栽培も一面失敗し、夜勤でバイトをして稼いだ金で種や肥料をかって作るも失敗の連続で心が折れそうになるもここまできたという。石井さんは地元の農家の先輩にコツや農具を借りたり応援をうけてできた赤いとうもろこし。地元の人達は「立派なもんだ」と高評価だ。農業の世界に飛び込んだ石井さんは地域と農業をけん引する存在になろうと栽培に力をいれている。石井さんは農業の若手がふえて日本の農業が盛り上げるために若手農家の星をめざしていると語った。 |