パラグラフテキスト |
門間さんのきょうの経済視点は『日銀の物価見通しも甘い!』。門間さんは「当初2%目標というのはあえて高めの数字を出してデフレ脱却をはかる空気をつくる目的だった。その後、景気はある程度よくなった。デフレでない状況になったが、高めの数字だったわけで10年やってみて、日本の状況で2%は非現実的だったとはっきりしてきた。海外の投資家の間では今のインフレが続いて出口にいけるという議論はあるが、日銀は2024年までみても無理だといっている。私はその見通しも甘いと、5年、10年たっても2%物価目標は達成できない可能性が高い。今これだけ大騒ぎしていて、このインフレが日本社会の中で定着するのは想像しにくい」などと述べた。深谷さんのきょうの経済視点は『YCCで賃金上昇??』。深谷さんは「デフレマインドはすでに払拭されたんだろうということで当初の目的は達成されたのかと思う。賃金が上がらない金融緩和やめられない。YCC継続が賃金上昇をもたらすのかと。賃金上昇、ここまで日銀の仕事とするのは範疇を超えている。景気配慮でゼロ金利でいいとしてYCCは撤廃したほうがいいと思う。マーケット機能の喪失で景気物価への期待を阻害することもできている」などと述べた。 |