パラグラフテキスト |
Jアラートの運用は2007年から開始され、国が時間的猶予がない有事に住民に情報を届けるシステムである。北朝鮮からミサイルが発射されたのが7時40分頃で、Jアラートが発表されたのは7時50分、その後8時にミサイルは7時48分頃に上空を通過し太平洋へ通過したとJアラートが発表された。通過後にJアラートが発表された為時間的に間に合っていないことや、8時45分頃に発射したミサイルは太平洋を通過していないと情報が修正された事について指摘されている。前回10月4日の北朝鮮のミサイル発射については、自衛隊が発射直後から落下まで完全に探知・追尾したが領域内での被害は想定されず破壊措置は実施しなかったと説明されていた。その際も情報が徐々に修正され時間についても指摘されていた。専門家は総務省や各会社を経由するためある程度のタイムラグは仕方ないが、今回のように用空通過後にJアラートが発表されるシステムには改善の余地がある。しかし発射した段階では日本に接近するかは不明であるため、その度にアラートを出してしまうと国民の不安を煽りすぎる等と話す。松野官房長官は会見でJアラートが発動された時点においてミサイルが列島上空を通過する可能性がある軌道であったためJアラートを発動したと話している。 |