パラグラフテキスト |
この日やってきたのは純一さんの友人神倉さん。厨房の内装を手伝ってくれたんだそう。ねっとり感と甘さが自慢の夢座家のつぼ焼き芋はサツマイモを3ヵ月以上熟成させることで糖度をぐっと揚げている。土の中でぬくぬくと育てたイモが環境が変わったことでコーティングをしようとし熟成される。設備工事士の片山さんは加湿装置を作ってくれたり中古エアコンや大きな冷蔵庫を見つけて使えるように直してくれたり以前からお世話になっている。この日は以前見つけてくれた冷蔵用の室外機を直してくれる。そこで純一さんは片山さんにお礼をすることに。時刻は朝4時。この日片山さんを気球の旅に招待した。純一さんは30代の頃偶然見た熱気球にあこがれてパイロットのライセンスを取ったという。長男の勝啓さんも純一さんの背中を追いライセンスを取った。「何をするにも父の影響は大きい」と話す。搭乗するのはパイロットの純一さんとお孫さん2人と片山さん。移動は風まかせで風を読んで進路を変える。純一さんからの空の旅を「最高、人生でこんな感激を味わったのは初めて」と喜んでくれた。妻の京子さんは48歳でバイクの免許を取り60代で本格的に乗り始めたという。今日はバイク仲間とツーリング。オートバイの魅力は風を切って走る清々しさなどと話す。到着したのはみどり市の草木湖。湖畔でつぼ焼き芋をおやつにひと休み。1日1日が楽しみだと話す。 |