パラグラフテキスト |
先月29日の午後6時34分に「人が多すぎるので統制してください」「圧死しそう」と最初の通報があり、警察が出動したが人が減っていたためその場を離れた。さらに午後8時53分に通報があったが警察は出動しなかった。午後10時11分は悲鳴とともに「圧死しそう」と最後の通報があり、現場の統制ができないまま4分後に事故が起こった。警察に危険を伝える通報は11件寄せられていたが出動したのは4回のみで、警察は積極的に対応に乗り出していなかったことが分かる。特別捜査本部はソウル警視庁など8ヵ所に強制捜査に入り、通報やハロウィーンの警備計画 に関する資料を押収した。木原さんはハロウィーンで主催者がいないため警備計画がなかったとされていることに対し、主催者がいないからこそ警察の出番だと指摘。さらに通報がある状況になる前に制限しなければならないのに行わなかったこと、最初の通報の段階で今後人が増える時間帯だと予測できたのに対応しなかったため事故が起きたと非難した。現場にいた女性によると、事故直前に複数の男が「押せ、押せ」と言い、さらに背の高い男が押せという仕草をするのが見えたという。韓国メディアは「5~6人の集団が押し始めた」「ウサギのヘアバンドをした男を捕まえなければならない」と法事、別の韓国メディアは黒いウサギ耳のカチューシャを着けていた男の顔をモザイクなしで公開した。しかし事故当時は梨泰院から離れていた証拠も十分にあり、別の場所にいた証拠写真をSNSに掲載している。一方で、実際に押した男は白いウサギの耳を着けていたという主張もある。金子さんは韓国はSNSが特に発達しており国民性も相まって犯人探しをしていると述べ、男もパニックになっていた可能性もあるとしつつ事故原因をつくった時点で問題だと指摘した。現地警察は防犯カメラ50台を解析し人物の特定にあたっているが、状況によっては責任を問えるかどうか難しいという。 |