パラグラフテキスト |
韓国・梨泰院で発生した雑踏事故で、ソウル市内の体育館に被害者の遺留品があつめられた。この事故では日本人2人を含む156人が死亡し、韓国メディアは許可なく設置されたテラスなどにより道幅が狭くなっていたことが事故の原因と報じた。2016年は違法屋台は少なく通行は今よりもスムーズで、2017年は20万人が訪れ屋台は増え、今年は違法建築が増え事故になった。韓国の法律では歩行者が通る道は4m以上確保するとなっているが、建物のせり出しで道幅が3.2mになった。2016年区役所の指摘で違法建築が撤去された。事故が起きた理由について事故現場にいた女性は「複数の男性が押せ押せと言い路地の方に引き込まれる形になった」と話した。ソウル警察帳はSNSや付近の防犯カメラ52台を分析している。現地メディアは畳10畳ほどの広さに300人以上が6、7重にも折り重なっていたと報じた。現場で救助活動を行った医師は「到着した時多くの人が心肺停止の状態だった」などと話した。医師は約12人の心肺蘇生をして2~3人が意識を取り戻した。また、現場に警察のコスプレをした人たちに救助活動を妨げられた。韓国当局は例年より多い警察官などを配備していたが、交通整理ではなく犯罪予防・麻薬などの取り締まりだった。 |