パラグラフテキスト |
現場となった細い路地は建築法上、道幅は4m以上必要だがホテルの外壁が違法建築で必要な道幅が確保されていなかったという。屋根のない形で建築物とみることが難しく不法増築の取り締まり対象ではなかったという。立ったまま圧死したとの複数の報道があった。消防当局の話として「犠牲者たちは下敷きになって圧死したのではなく立っている状態で押しつぶされて圧死した」との報道。インターネット上でも「立ったまま失神した人がいた」との目撃談もあった。韓国の専門家によると立って挟まれたままでも強く圧迫されることがあり圧死する可能性はあるという。外傷性窒息は外から体重の60%の力が加わると状態が悪化。胸が強く圧迫され呼吸が辛くなったり血液の循環が悪くなることで低酸素・低血圧で意識障害・ショック状態が起き5分~10分で命を落とすこともある。オンライン上ではウサギのヘアアクセを着けた男など5~6人が押し始めたとの証言が相次いでいる。韓国の警察庁によると「押せ」という声を聞いたという供述と聞かなかったという供述があり食い違っているという。目撃者の事情聴取と映像の分析などを通して全ての可能性について正確な経緯の確認を行っているという。明大さんは「群集心理でお祭り気分が味わいたくて若者が集まっているケースが多くて危機感を持っている人もいるけど、危機感を持たなかった人もいるだろうし悪ふざけという可能性もある」などと述べた。韓国警察庁長官は「事故直前、警察に現場の深刻性を知らせる通報が多数あったにもかかわらず現場の対応に不手際があった。警察庁に特別機構を設置し透明かつ厳正な捜査と構造的な問題点を探す」と述べた。明大さんは「偶発的な部分はあるにしても必然的な部分というのもあって、相当具体的な話で出てきているのは4時間前の時点で危険だという通報が警察に来ていた。事故までに11件が圧死しそうと通報が来ている。どっかのタイミングで危機感を持って人を送って、高い位置から誰か交通整理するだけで防げた可能性はある」などと述べた。尹大統領はきのう「我々の社会はまだ群衆管理への体系的な研究が不足しているのが実情だ」として群衆管理の仕組みの不備を認め関係部署に対策を急ぐよう指示した。管轄の警察署では事故の可能性を事前に指摘していたにも関わらず警備計画に反映されていなかった。明大さんは「韓国の国政を今後ゆるがしかねないような事後対応」などと述べた。 |