| パラグラフテキスト |
韓国・梨泰院の雑踏事故。今日尹大統領は献花台に花を手向けた。犠牲者の中には韓国に留学に出ていた女性らも。遺族が今日、遺体の確認や住んでいたアパートの訪問を行った。当時現場では、18平方メートルの狭い空間に300人が6重7重にもなって倒れていたという。中央日報はSNSにウサギ耳の男が「押せ」と叫ぶ動画が公開されていると報道。ソウル警察庁がSNSや防犯カメラを分析している。また、坂に建てられたホテルは違法建築物とされているとの報道も。韓国の法律では歩行者が通る道は4m以上確保しなければならないとしているが、それだけの幅が増築された仮設の壁によってなくなっていた。そうした中、今日韓国当局が事故前から危険の兆候を把握していたことを明らかにした。直前に通報が多数あった。また、徒歩3～4分の位置に拠点があったにも関わらず救急車が到着するまでに40分かかるなど、準備不足が如実となった。緊急車両が到着できたのは、警察が一つの車線を確保した11時50分頃のことだった。警察官の人数も足りなかった。例年よりは多めの137人を配備していたが、殆どが交通整理ではなく犯罪予防や麻薬などの取締に動いていた。2週間前のイベントでは現場は一方通行に動線のコントロールがされていた。この時と違い主催者がいない状態だったことも対策の不備につながったか。こうした不備が指摘されている中で、行政安全部長官が事前準備をしていても防げない事故だったと発言し批判を集めている。 |