パラグラフテキスト |
韓国・梨泰院で起こった事故の問題点で1つ目の問題点「手薄な警備」は、事故当日10万人以上の人手があったが警備の人は137人でうち雑踏警備は32人しかいなかったという。事故の3日前に警察や地元の商人団体などの会議で「圧死事故の可能性」が示唆されていたという。同じ日にソウル市内に7間人のデモ参加者がいたのでこっちに機動隊約4000人を投入したという。2つ目の問題点が「主催者不在」。韓国には災害及び安全管理基本法があり、1000人以上の参加が予想されるイベントの主催者は安全管理計画を提出しないといけない。先月中旬に梨泰院がある龍山区主催のイベントでは「一方通行化」「フェンスの設置」など混雑回避の対策がとられていた。先月29日ハロウィーン関連のイベントが個別に催されていたので10万人規模の人手に対する全体の主催者は不在だった。石戸さんは「単なる人の集まりが起きてしまうということになると無秩序になりやすいし暴走もしやすくなるしというようなことはよく言われてることなんでここをどうするかということは来年以降の課題として間違いなく残りますよね」など言った。大阪工業大学の吉村英祐特任教授が過去に行った実験で、1平方メートル当たり14人の超高密度の場合1人対して最大で270キロの圧力が体にかかったという。3割が呼吸困難のような症状を訴えたという。この実験を通して吉村特任教授は「胸の前で手を組むと余計に密度が高くなり息ができなくなる。そもそも手も動かせない状態。目安はエレベーターの店員人数1平方メートルあたり5~6人までこれを超える場合はその場を離れないと引き返せなくなる」という。松尾さんは「対策はしっかりしてほしいですねこれから」など言った。 |