パラグラフテキスト |
今回発生した「群衆雪崩」。過去には日本でも多くの人が亡くなる事故が起きている。コロナ規制が緩和され、人が多く集まる機会が集まる今だからこそ、群衆雪崩から身を護る方法を検証。韓国・ソウルの繁華街「梨泰院」で150人以上が亡くなった群衆事故。特に多くの女性が犠牲になっており、死者の6割以上に上っている。ここで起きたとみられているのが1平方メートルに10人以上の密度で発生するという群衆雪崩。今回、番組では群衆の避難行動に詳しい湘南工科大学・浅野俊幸教授観衆のもと群衆雪崩が起こりうる密度を再現し、検証を行った。すると、見えてきたのは密集した空間の中で女性が直面する厳しい状況。専門家は密集した状態の中から脱出することの難しさについて「自分の周りから色々な圧力がかかってくる。圧力が拮抗している状態が前に進めない横にも進めないという状況を生み出しているので、そのような状態では自分だけかき分けて出ていくのは困難と思われる」と話す。一方、東京・渋谷では厳重な警備体制の中、ハロウィーン本番を迎えた。3年ぶりに行動制限がないハロウィーンを迎え、渋谷には仮装した多くの人が。スクランブル交差点では警察官が歩行者を誘導し、DJポリスが立ち止まらないよう注意を呼びかけた。警視庁は梨泰院の事故を受け、狭い道に人が留まらないよう誘導するなど警備を強化し、昨夜から今朝にかけ大きなトラブルはなかった。もし今回のような群衆事故に遭遇してしまったらどのように身を護れば良いのか。 |