パラグラフテキスト |
中学校でダンスが必修化されたのは今から10年前。授業には脳を活性化させる要素が取り込まれているという。音楽にあわせてウォーキングステップに、移動し、腕の動きもつける。これらのステップをもとに生徒たちがオリジナルの振り付けを考えて、15分後に発表するグループワーク。すると、浅野リポーターも参加することに。リーダーを中心に発表に使うステップを決める。浅野リポーターが気付いたのはグループで踊ることで生まれるコミュニケーション。これは専門家によると、協調性の見える化だという。コミュニケーションが大切な団体競技といえば野球やサッカーなどがあるが、ダンスは他の人と話し合いながら振り付けを順々に決めて構成を作っていくので、物事を順序立てて考えていくプランニングができるように。さらに陸上や水泳などは左右対称に同じパターンで体を動かすが、ダンスはリズムに合わせて体の部位ごとに違う動きをすることが多く、脳の連動性が鍛えられるという。上半身と下半身など体のあらゆる部位を使ってダンスをしているため、工夫することが染み付いている。なのでフォーメーションにもひと工夫が。フォーメーションを考えることは他者との距離感や空間認知を養えるという。開始から15分、迎えた本番、まずはメンバーが話し合って順番を決めたステップ。続いてフォーメーション転換。最後は浅野リポーターが提案したZIP!ポーズで締めた。一連のダンスを覚えることで脳の能力を上げている。ダンスをすることで運動記憶、聴覚記憶、映像記憶をフルに使っている。なので複雑な動きも短時間で覚えるのは記憶力の賜物。 |