パラグラフテキスト |
山和証券の元トレーダー志田憲太郎氏に話を聞く。グロース株の転換点について志田さんは「今回は可能性が高い。株価は金利の動向と密接。金利が上昇したときではなく、上がりそう、下がりそうとの市場予測を元に動く。12月にFOMCで量的緩和の前倒し終了とゼロ金利の解除が決定されてから株価は下落が続いた。実際に金利が引き上げられた後は底打ち、利上げによる経済後退リスクなど過度な悲観が修正され戻りとなった。インフレがおさまらず今後0.75ポイントの利上げがあると市場が考え始め下落局面となった。8月のジャクソンホール会議で改めて年末に向けて利上げ姿勢を強める発言があり市場は調整局面となった。金利の引き上げが止まるのは来年の1-3月とみられている。グロースの本格的上昇は来年の頭になると見られているが、今はグロースの逆張り開始ポイント。プレグロース相場で仕込み場となるとみている。金利の上昇が止まると多少業績が悪化したとしても株価の押し下げ要因は大きく減少するとみている。金利の株価への影響をみるとバリューは横ばいだったがグロースは大きく下落した。グロース株に投資する場合は上がるものを選別しなければいけない。上がるグロースは利益を出しながら成長する企業が買いとなる」などと述べた。 |