パラグラフテキスト |
矢嶋さんのきょうの経済視点は『安い日本』。矢嶋さんは「言葉的に嫌な感じがしますが、経済をまわすためには安いものが買われないといけない。安い理由で買われない理由があるならとるべき。今安いという判断をしてもらうためには中長期的には日本や日本企業や良くなって将来は高くなるという姿を見せなければならない。アメリカのドル高で景気が悪くなるとアメリカは今のドル高姿勢を平気で変えてくると思うので賞味期限の間に安い日本を生かすべき。アメリカが方向転換した時に日本の政策をしばってしまう日銀が動けなくなる」などと述べた。植野さんのきょうの経済視点は『年末ドル高のアノマリー』。植野さんは「外為マーケットで昔から伝わるアノマリーで他の条件が一定なら年末はドル高にふれやすいという言い伝え。11月下旬の感謝祭から12月下旬のクリスマスまではアメリカ人の金遣いが最も荒くなりドル受給が引き締まりやすい。さらにアメリカの多国籍企業が海外で稼いだ利益の一部を国内に還流するのでドル高になりやすい。例年よりドル高圧力が強くなる可能性はある。ただドル円はドル高になると政府が介入してくるかもしれないので予想は難しい。ドルの実効為替指数には上昇圧力がかかると思う」などと述べた。 |