番組詳細

[ 23:30:00 - 23:30:08 ] 8秒 詳細
オープニング映像。

[ 23:30:08 - 23:39:44 ] 576秒 詳細
テレグラムのパーヴェル・ドゥーロフCEOが、麻薬の取引や児童ポルノ、非合法な送金への共謀、暗号システムを提供した犯罪幇助、捜査当局への協力拒否などの疑いで逮捕された。テレグラムが犯罪に利用されたことで経営者として捜査対象となった。テレグラムは「プラットフォームの不正使用についてプラットフォームや経営者に責任を問うのは不合理」と主張している。テレグラムは秘匿性の高い通信アプリで、メッセージはユーザーのデバイスのみに保存される。ドゥーロフ氏は「プライバシー保護を目的とした通信アプリ」としており、国家権力の介入を防ぐために本社を規制の弱いUAEに置いている。ロシアに生まれたドゥーロフ氏は22歳でSNSフコンタクテを設立。2011年の反プーチンデモで大きな役割を果たした。プーチン政権はドゥーロフ氏に対し反政府運動のグループチャットの閉鎖を求めるなど圧力をかけた。ドゥーロフ氏は拒否したが、ロシア国内に本社を置いていたため治安機関の圧力で財閥に会社を譲渡しロシア国外に事実上亡命した。マクロン大統領は偉大な業績の外国人としてフランス国籍を与えたが、テレグラムはISなどの犯罪組織に利用され次第に欧米とも緊張関係が生まれていった。フランス検察当局は「犯罪組織による利用を野放しにした責任は重大」として刑事捜査に踏み切った。イーロン・マスク氏らは言論の自由への侵害と強く反発している。ウクライナへの軍事侵攻では事実上のロシア軍の通信インフラとなり、欧米のテレグラムへの疑念と緊張を高めた。