番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240706 > エピソード: 1727206

エピソード情報

放送局 テレビ東京
プログラム名 新美の巨人たち
エピソード名 【吉村順三「八ヶ岳高原音楽堂」とたためる椅子×廣津留すみれ】
カテゴリ 一般実用
放送時間 2024-07-06 22:00:00 〜 2024-07-06 22:30:00
WireActionデータ更新時刻 2024-07-07 00:49:08

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=15295102]
今回は… [topic=22698573] 詳細
[ 22:00:00 - 22:01:55 ] 115秒 詳細
八ヶ岳高原音楽堂を特集。
オープニング [topic=22698574] 詳細
[ 22:01:55 - 22:02:13 ] 18秒 詳細
オープニング映像。

(新美の巨人たち) [corner=15295118]
八ヶ岳高原・標高1500m 大自然に佇む音楽室へ [topic=22698592] 詳細
[ 22:02:13 - 22:03:53 ] 100秒 詳細
八ヶ岳の山麓にある八ヶ岳高原は長野県と山梨県にまたがる標高およそ1500mの八ヶ岳高原。東京から新幹線や在来線を乗り継いで最寄りの駅まで3時間ほど。さらに駅から送迎バスに揺られて野辺山駅に揺られ20分、終点の八ヶ岳高原ロッジへ。そこから森の中を散策しながら向かう。やってたのは廣津留すみれ。国内外多くのホールで公演を行ってきたヴァイオリニスト。歩くこと15分。今日の作品は1988年に竣工した八ヶ岳高原音楽堂。
「八ヶ岳高原音楽堂」×廣津留すみれ 六角形の不思議な木棒建築 [topic=22698631] 詳細
[ 22:03:53 - 22:05:57 ] 124秒 詳細
深い森に囲まれ大地にすっぽりと鎮座し大きな屋根に覆われている。雄大な自然の中に佇むホールは連なる建物のホワイエと右の音楽ホールは六角形の変わった形をしている。屋根の上には明りとりの天窓があり、大地に届くほどはりだした日差しは雪の多い土地ならでは。使われている木材は近隣で伐採されたカラマツ。しかしこの六角形の太い柱は木のようにみえてコンクート。杉板の型枠でコンクリートに模様をしうつしとっている。建物の中ではコンサートに訪れた観客が幕間に休息したり交流するためのホワイエが。そして、奥の扉の先には常識を超えた空間が。
提供 [topic=22698659] 詳細
「八ヶ岳高原音楽堂」×廣津留すみれ 六角形の不思議な木棒建築 [topic=22698662] 詳細
[ 22:06:03 - 22:08:00 ] 117秒 詳細
見上げる高さの天井に覆われたわずか250席の小さな音楽ホール。天窓から日の光が中に降り注ぎ、木の温もりがやすらぎを感じさせてくれる。そして驚くのが自然とホールの境界があまりなく自然の中で音楽にふれることができる。音楽ホールには珍しくガラス窓で囲われ客席と自然が一体になるようにと考えられている。八ヶ岳高原音楽堂は自然の中の地形建てられ土地の地形の起伏を大きく変えずに作られ自然の移り変わりが感じられるようになっているという。この作りには音楽ホールの常識を覆す大きな狙いが隠されている。
「八ヶ岳高原音楽堂」世界的ピアニストの要望とは… [topic=22698682] 詳細
[ 22:08:00 - 22:09:50 ] 110秒 詳細
1970年代後半に八ヶ岳高原に別荘をもつオーナー達が集まって開いていたサロンコンサートがあったが1984年にそのサロンコンサートに招かれたのが20世紀を代表するピアニストのスヴャトスラフ・リヒテル。祖国ロシアを彷彿とさせる八ヶ岳高原の自然に感動したリヒテルはここに世界に通用するホールを作ってはどうかと提案。スヴャトスラフ・リヒテルの要望は木造のホールにすること、さらにステージの後ろ側には富士山が見えること。これはリヒテルがステージ上から富士山を見えるようにしてほしいと日本の美しい風景と渾然一体になったホールを切望した。難しい設計を任されたのは近代建築の巨匠吉村順三。
「八ヶ岳高原音楽堂」名建築家・吉村順三のワザ [topic=22698711] 詳細
[ 22:09:50 - 22:12:53 ] 183秒 詳細
建築家の吉村順三は斬新な米住宅を手掛け現代の住宅設計の基礎を築いたと言われる建築家。吉村の建築事務所で働いていた長谷山さんは若い頃から住宅が好きで木造を主に手掛け、建築を作る上で住宅ができないと良い建築ができるわけがないと居心地の良さや心地よさは大きくなっても小さくなっても同じだという。吉村は伝統的な日本の古民家を研究し、それを現代の設計に活かす手法を編み出した。生まれは明治41年に東京の下町にのれんを掲げる呉服商の家で育った。やがて建築家を志し、日本にモダニズム建築をもたらしたアントニン・レーモンドに指示する。コンクリートの機能性や斬新なデザインと、日本の木造の温かみを組み合わせて住心地のよい建築を目指した。その吉村が、80歳で手掛けた代表作は八ヶ岳高原音楽堂。ホワイエの障子は組子に30度の角度をつけることでモダンなデザインに。ホールで目をひくのがまるで日本の古民家のような無垢の大黒柱。広々とした縁側に囲まれ移ろう四季と溶け合うような建物モダンでありながら伝統的な日本家屋を思わせる極上の空間が生まれた。そしてもう一つ、この音楽堂には他のホールにはない大きな秘密が隠されている。
「八ヶ岳高原音楽堂」楽器のようなホール [topic=22698757] 詳細
[ 22:12:53 - 22:17:10 ] 257秒 詳細
八ヶ岳高原音楽堂は一流の音楽家たちを満足させる音の響きを生み出す。試行錯誤の連続だった。斜めに傾いた壁の板の角度は何度も実験を重ねてきめた。それを裏返すと布を貼った吸音板に。演目などにあわせて音の響きを調整する。音をよく反射するガラス窓の板戸で覆うことで響きに変化をつける。窓のすぐ向こうは八ヶ岳の大自然が広がっているが木々の間をい吹き抜ける風のうなり。屋根を叩く冷たい雨だれなど自然を生み出す様々な音が遮音性の低い木造のホールに入ってきてしまう。5月中旬にこの八ヶ岳高原音楽堂でコンサートを開いていたのは小曽根真さん。世界で活躍するジャズピアニストだがこのホールをとても気に入っているという。しかし外から聞こえてくる音は邪魔にならないのか?に小曽根さんは全く気にならないという。アドバイザーをつとめたスヴャトスラフ・リヒテルも自然の音と音楽が一つになるホールを願っていた。それを和の造形によって成し遂げた吉村。完成した音楽堂にリヒテルはシンプルで良い空間を話している。そして、吉村が苦労して生み出したもう一つの傑作が客席の椅子。

CM [corner=15295212]

(新美の巨人たち) [corner=15295215]
「八ヶ岳高原音楽堂」吉村順三たためる椅子の特徴 [topic=22698792] 詳細
[ 22:18:40 - 22:20:10 ] 90秒 詳細
八ヶ岳高原音楽堂で観客が座っている椅子は、音楽堂を設計した吉村順三が考案したもの。視覚で構成されたシンプルなフレーム。シートの革以外はすべて木で作られている。椅子は折り畳むことができる。
「八ヶ岳高原音楽堂」たためる椅子誕生の物語 [topic=22698801] 詳細
[ 22:20:10 - 22:24:47 ] 277秒 詳細
富山県高岡市で家具デザイナーをする丸谷芳正さんは吉村順三と畳める椅子を作り上げた。70代脳梗塞に倒れた吉村は体の麻痺に苦しんでいた。そんな状況で音楽堂の設計に取り組んでいた。1985年に、丸谷さんが吉村から見せられた1枚のスケッチは、線は震えているが畳める椅子の構造が的確に表現されていた。開閉するための丁番は金属ではなく木で作りたいと希望したが畳んだ時には美しくないとの理由だった。強度、形、座り心地すべてに納得いくまで図面を書き直す原寸模型を作る日々が続いた。実は畳める椅子には意外な原点が。日本人の生活は和室のように何も無い空間に人が来れば座布団を出し、たたむしまうがあったが、そういう流れで畳める椅子が考案しそれを現代のスタイルにアレンジした。この椅子は八ヶ岳高原音楽堂になくてはならないもの。通常音楽堂のステージは富士山を背負う形で設置されている。しかし演目によってステージを真ん中にくんだり、八ヶ岳の持ちを背景に配置できるように設計した。そのためのコンサートの規模にあわせ座布団のように出し入れできる椅子が必要だった。

CM [corner=15295242]

(新美の巨人たち) [corner=15295243]
「八ヶ岳高原音楽堂」×廣津留すみれ 満点の星空の下で… [topic=22698824] 詳細
[ 22:26:47 - 22:28:37 ] 110秒 詳細
廣津留すみれがジュール・マスネのタイスの瞑想曲を披露した。八ヶ岳高原音楽堂で廣津留は演奏した感想に響きすぎず木がまろやかにしてくれ温かみを感じたという。

(エンディング) [corner=15295249]
次回予告 [topic=22698839] 詳細
[ 22:28:37 - 22:28:48 ] 11秒 詳細
「新美の巨人たち」の次回予告。
提供 [topic=22698840] 詳細

(番組宣伝) [corner=15295262]
スポーツ リアライブ [topic=22698848] 詳細
[ 22:28:55 - 22:29:00 ] 5秒 詳細
「スポーツ リアライブ」の番組宣伝。