番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:13 ] 13秒 詳細
オープニング映像が流れ、スタジオメンバーが挨拶した。

[ 10:05:13 - 10:08:51 ] 218秒 詳細
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに中国、インドなどに加えサウジアラビアなどグローバルサウスの国々の外相が集まった。拡大したBRICSの外相会議のためで議長国のロシアにはグローバルサウスの国々との関係強化を進めることで対立を深める欧米側に対抗するねらいがあるとみられる。ラブロフ外相は10日、ニジニノブゴロドで行われたBRICSの外相会議で「BRICSの拡大は多極的世界秩序の形成の分かりやすい証拠であり、グローバルな諸問題の解決における、その役割は今後、ますます大きくなる」などと述べた。BRICSは現在世界一の国家連合。面積では世界の3分の1人口では2分の1、GDPでは30％以上を占めている。会議の第1部には、BRICSに加盟する9か国の代表が参加し午後には、10か国目となるサウジアラビアの代表が到着した。現在、BRICSの加盟候補国は20か国以上。会議の傍ら、ラブロフ外相は南アフリカ共和国、エジプトそしてもちろん中国・王毅外相との2国間会談も行った。ラブロフ外相は中国が今月、スイスで行われるウクライナの平和サミットへの参加を見送ったことに謝意を示した。王毅外相は「中国は紛争の全当事者が認める真の和平会議の招集を呼びかけている」と述べた。

[ 10:08:51 - 10:12:56 ] 245秒 詳細
今年はBRICSにとって大きな節目の年になっている。2006年にブラジル、ロシア、インド、中国の4か国で結成された。それぞれの国の英語名の頭文字をとってBRICと名付けられた。その後、2010年に南アフリカが参加して最後に「S」がついてBRICSとなった。去年の首脳会議で拡大することが決まり、新たにサウジアラビアやUAE（アラブ首長国連邦）など5か国が参加して10か国になった。ちなみにグループ名としてはこれ以上頭文字を追加することはせず、「BRICS」という名前を維持することにしているよう。その拡大BRICSのメンバー国の人口は計約35億人と世界全体の45％を占め、経済規模は約28％を占めるという。日本の原油自給率は0．5％未満の水準。総輸入量の実に77％以上をサウジアラビアとUAEから輸入している。しかも、BRICSは政治的な発言力もますます高めようとしている。メンバー国で旗振り役となっているのが中国とロシア。外相会議に参加している中国・王毅外相はロシアがBRICSの議長国を務めることを全面的に支持し、「グローバルサウスの団結と自立を促進したい」と述べ、BRICSを通じて新興国や途上国との連携を強化し欧米に対抗していく姿勢を改めて打ち出した。またロシアは、今年は持ち回りの議長国となっている立場を積極的に生かす計算があるとみられる。特に10月には、拡大後初となる首脳会議が開催され、プーチン大統領みずからが議長を務めるとみられている。ロシアはウクライナに一方的に侵攻しているにもかかわらず、BRICSを通して国際的に孤立しているわけではないとアピール。ウクライナは欧米の支援を受けていることから、ウクライナ侵攻を欧米対抗の1つの象徴であるかのように喧伝している。

[ 10:12:56 - 10:14:33 ] 97秒 詳細
EU（ヨーロッパ連合）に加盟する27か国で行われたヨーロッパ議会選挙はEUに懐疑的な右派や極右の政党が議席を増やす見通し。これまでEUの政策を主に支えてきた中道右派などの3大会派は過半数を維持するものの、ウクライナへの支援や移民難民政策、環境対策の進め方などに右派や極右の政党の議席増がどう影響するのか。ヨーロッパ議会選挙の結果、中道右派グループは185議席を獲得し中道左派グループは137議席、リベラル勢力は79議席でこの3会派を合わせて過半数を維持する見通し。イタリア・メローニ首相が率いる保守改革派の会派は73議席で第4の勢力となりスペインの政党ボックスもこれに含まれる。マリーヌルペン氏が率いる別の勢力であるアイデンティティと民主主義は58議席となる。緑グループは52議席で第6位につけ反EUの欧州統一左派は36議席。ただし極右議員は無所属のハンガリー・オルバン首相やドイツのための選択肢などの勢力があるため、極右の勢力は拡大する見通し。

[ 10:14:33 - 10:16:25 ] 112秒 詳細
ヨーロッパ議会選挙で認識されたのは2つ。まず、ヨーロッパ議会においては中道勢力が、これまでどおり過半数を占めるということ。しかし、次のメッセージ右傾化はEUにとって本当に問題となる。統治や法律の制定がとても難しくなる。とりわけ右派ナショナリスト右派ポピュリストが特に圧力をかけたいと考えている分野において。移民難民政策はさらに厳格にしたい意向でヨーロッパを改造するというキーワードが挙げられる。ヨーロッパを外界から隔絶し中に入れないような城にしようという。環境分野も挙げられる。これまで大きなテーマだった。右派ポピュリストが大きな圧力をかけるようになり環境色が薄まりそう。最後は安全保障だが、ウクライナ支援が問題となる。右派ナショナリストポピュリストは平和について雄弁を振るいウクライナへ資金を提供することが当たり前ではなくなる。大きな圧力をかけてくるだろうし右派ポピュリストが成功することも十分に考えられる。結果、ヨーロッパはとても難しいことになっている。コンセンサスの形成ができるヨーロッパ議会とEUが必要とされる局面で右派や右派ナショナリストによりどちらかといえば対極化しそう。ヨーロッパは難しい時期に向かっている。

[ 10:16:25 - 10:20:57 ] 272秒 詳細
フランスではマリーヌ・ル・ペン氏が率いる極右政党の国民連合が、マクロン大統領の与党連合に獲得議席で倍以上の差をつけて大勝する見通しとなり、マクロン大統領は議会下院の解散を発表した。7月26日に開幕するパリオリンピックに向け盛り上がり始めたフランスだが、その前に、今月末の議会下院選挙の投票が待っている。国民連合が得票率31．4％大統領の所属政党は14．6％だった。驚きの解散発表から一夜明け右派も左派も早速、選挙協力の交渉に乗り出している。ヨーロッパ議会選挙の翌日、国民連合の本部は沸きかえっていた。勝利から程なく、今日から総選挙の準備が始まる。パリの別の区では左派も活動を開始。環境党、社会党などが再び連合を模索している。すべては解散発表の衝撃から始まった。突然の衝撃が訪れたのは9日の夜9時ごろだった。誰も予測しなかったことだが、一部の大統領側近はしばらく前から検討していた。セジュルネ外相とダルマナン内相大統領府事務総長そして、2人の顧問。首相に知らされたのは遅く9日の夕方だった。解説委員は「解散の狙いは新しい与党の結成だ。」等とコメントした。

[ 10:20:57 - 10:23:46 ] 169秒 詳細
中東情勢。イスラエル軍は8日にガザ地区中部から人質4人を救出したあともガザ地区各地への攻撃をやめず、住民の犠牲は増え続けている。こうした中、停戦と人質の解放に向けた交渉の進展を促すために米国のブリンケン国務長官がイスラエルを訪れネタニヤフ首相と会談した。米国・ブリンケン国務長官は去年10月にガザ地区での大規模な戦闘が始まって以来、8度目となる中東歴訪を行っている。イスラエルのネタニヤフ首相と会談しガザ地区での停戦と人質の解放のための交渉について協議した。ブリンケン長官は戦闘終了後のガザ地区の統治のあり方や戦闘のさらなる拡大を防止することの重要性について話し合ったとされている。またブリンケン長官はエジプトを出発する直前のインタビューで停戦が実現すればガザ地区での衝突の持続的な防止につながるとの考えを示した。また、ブリンケン国務長官は合意こそが人質解放のための理想的な方法だと強調した。また交渉が難航している理由について、合意を拒むハマスに責任があるとの認識を示した。

[ 10:23:46 - 10:25:56 ] 130秒 詳細
イスラエルが右傾化していて停戦交渉が進んでいない話題についてのトーク。別府正一郎は「米国はバイデン大統領が先月31日にホワイトハウスで演説し『この戦争を終わらせる時だ』と述べて改めて停戦を求めた。イスラエルで今月9日、中道派のガンツ前国防相が戦時内閣から離脱すると発表した。ガンツ氏はネタニヤフ首相を批判し国民の信を問うため、早期に総選挙を実施するよう求めた。政権内では、極右勢力の発言力が強まることになった。ネタニヤフ首相は極右政党と連立を組んでいるが、この極右政党に連立から離脱されると政権が維持できなくなるため極右政党の強硬な立場をますます無視できない状況となっている。一方のハマス・シンワル指導者が「銃を置くこともそれを求める提案に応じることもない」などとアラブの仲介国に伝えたと米国のウォールストリートジャーナルが報じている。」等とコメントした。

[ 10:25:56 - 10:29:08 ] 192秒 詳細
米国・バイデン大統領の次男・ハンター・バイデンが虚偽の申告をして銃を不法に購入した罪などに問われている裁判で10日、12人の陪審員は有罪か無罪かを判断するための評議を始めた。11日も評議は続く。傍聴席の前の方は大統領夫人のジルさんら家族で占められた。ジル夫人は1日を除いてすべて傍聴した。検察は陪審員に、こうしたことは裁判とは関係ないと語りかけた。被告側のローウェル弁護士は銃を購入した前後数日間にハンター氏が薬物を使用しているのを見た者はいないと主張。実際の目撃者はいない。検察には証拠がないとした。また、ハンター氏の薬物使用について証言した女性たちも取り上げ2015年に離婚した前の妻はこの事件の事実を直接は知らずハリーさんは検察に刑事免責を与えられて証言したと指摘した。さらに弁護士はハンター氏の娘ナオミさんへの検察の反対尋問を非常に残酷だったと強く非難した。

[ 10:29:08 - 10:37:35 ] 507秒 詳細
過激派組織IS（イスラミックステート）が、イラク第2の都市モスルを制圧し、世界を震かんさせた日から10年。ISは一時期はイラク、シリアの広い範囲を実効支配。2015年には、拘束していた日本人2人を殺害するなど、残虐な行為を繰り返した。米国主導の軍事作戦などで弱体化したとみられたが、今もISの過激な思想に共鳴する個人やグループなどによるテロや攻撃はなくならず、ヨーロッパではかつての戦闘員などが難民に紛れて潜伏し次の機会を狙っているという。難民など、100万人近いシリア人が暮らすドイツ。内戦やISの脅威から逃れてきた人たちなどが各地にコミュニティーを築いている。シリア難民としてドイツに渡り、今は警備員として働いている男性は、もともと暮らしていたシリア東部ではISの支配が始まると、反発的だとして拘束され、拷問も受けた。自分を含む多くのシリア人を苦しめたISのメンバーが、ヨーロッパで自由に行動し、犯罪に手を染めているという。新たな犯罪を未然に防がなければならないという強い信念から立ち上がることを決めた。男性はさらなる情報を得ようと同じ志を持つシリア人と連携を深めている。10年前、ドイツに逃れてきたシリア難民の女性は、自分たちを苦しめたISのメンバーらがヨーロッパに潜んでいるのを知り、新たなリスクを取り除かねばならないと考えている。しかし活動には危険も伴う。4年前、自宅のすぐ近くでアラビア語を話す4人組の男らに襲われた。命は助かったが、活動を辞めるようにとの警告だったと受け止めているという。男性は集めた情報を提供するため地元の警察署へ。ドイツの警察当局も難民たちから寄せられる情報を重視。ただ、ISの脅威を封じ込めるには至っていないのが現状。シリア人権監視団の代表は「ヨーロッパには800人以上のIS戦闘員が潜んでいる。ISはただの集団ではなく”思想”。思想が撲滅されないかぎり、ISは国際社会にとって脅威であり続ける。ISは消滅しておらず、むしろ再興し、力を増すだろう」と指摘。

[ 10:37:35 - 10:40:08 ] 153秒 詳細
取材したカイロ支局の大橋孝臣支局長に話を聞いた。ISの脅威を象徴した1つの出来事が、今年3月にロシア・モスクワ郊外で起きた事件。コンサートホールで男らが銃を乱射するなどし、多数の死傷者が出た。ISと繋がりがあるメディアは、犯行はIS戦闘員によるものだとしている。ヨーロッパでは来月開幕するオリンピックを控え、フランスでもテロへの警戒感が高まっている。ISとの直接の関係は不明だが、先月には競技会場でのテロを企てたとして、ロシア南部のチェチェン出身の男が逮捕された。イスラム過激層に触発されたとも伝えられている。ドイツの警察当局はISに限定はしていないものの、今年1月時点で483人の危険人物を把握し、97人についてはドイツ国内で拘束しているとしている。一方ドイツで取材したシリア人2人はISメンバーだけでなく、難民として逃れてきた若い世代が社会での孤立感からネット上でISの過激な思想に触れることで共鳴し、新たな危険分子として育つことが大きな課題になっていると指摘した。10年前、一方的に国家の呪術まで宣言したシリアやイラクでは、アメリカ手動の有志連合による攻撃などにより、ISは支配地域を失い勢いは大きく減退したと言えるだろう。ただ、シリアでは今月も散発的にISによるシリア軍などへの攻撃が伝えられている。中東やアフリカでは依然その存在感を強く感じる。シリア人権監視団は「ISは力を増している」と強調していた。過激な思想を生まないために何が必要か考える必要がある。

[ 10:40:08 - 10:44:25 ] 257秒 詳細
韓国が北朝鮮に向けての宣伝放送を再開したのに対して、北朝鮮もスピーカーによる宣伝放送を準備中だという。北朝鮮軍は、軍事境界線一帯にスピーカーを設置していた。韓国軍が9日、北朝鮮向けの宣伝放送を再開したのに対し、北朝鮮側も対抗する動きを見せている。合同参謀本部は北朝鮮が韓国に向けての宣伝放送の準備をしている様子が見られたと明らかにした。政府関係者は、10日早朝から、軍事境界線のあちこちで北朝鮮軍の動向が確認されたとしている。軍事境界線一帯の非武装地帯にいる北朝鮮軍は、撤去されていた固定型スピーカーを軍事境界線から2、3キロ離れた部隊ごとに1個か2個ずつ設置しているという。北のスピーカーは音量が弱く、これまでも韓国軍の前線部隊でも何を言っているのかわからないほどだったという。韓国軍は北朝鮮の物理的な挑発に備えて、9日から警戒態勢を一段階アップした。南北の緊張が高まると、軍事境界線付近の住民が影響を被る。北朝鮮のさらなる挑発や大音量の宣伝放送への懸念も募っている。住民たちは騒音に悩まされるという。農家関係者は、軍事保護区域として規制を受けているのに、さらに規制が厳しくなるのではないかと心配しているという。

[ 10:44:25 - 10:47:34 ] 189秒 詳細
男性の胸を刃物で刺して殺害した12歳の少年2人に有罪が言い渡された。1993年のジェームズブルジャーちゃん殺害事件以来、殺人事件で有罪を言い渡された最も若い被告となった。被告の少年は、殺害の数時間前、刃物を服の下に隠す様子を写真に撮っていた。被害者は病気の治療のためカリブ海の島から英国に来ていた。友人と公園に行った被害者の男性は、2人の被告と口論になり、少年の1人が刃物を取り出したため、被害者と友人はその場を立ち去ろうとしたが、友人が振り返ると、被害者が倒れていて、暴行を受けて、何度も刺されるのを目撃したという。警察が少年のベッド下から刃物を発見し、殺人罪で起訴された。1年前、ウルヴァーハンプトンでは、同じような事件が起こっていた。10代の少年2人が人違いで男性を殺害した。使用された凶器は、18歳以上なら合法的に入手できるが、2つの事件では、18歳以下が使っている。

[ 10:47:34 - 10:49:49 ] 135秒 詳細
タイで人気爆発中のキャラクター、ラブブのぬいぐるみをめぐり、注文したのに届かないトラブルが発生している。警察には多数の被害届が出されている。問題の販売業者は5月に注文受付を開始したが、何度も納品日が延期され、注文した人で商品を受け取った人はまだ誰もいない。こうした人形は短期間で価値が何倍にも増えるそうで、転売を狙って購入する人もいるという。販売業者は、製造地である中国の業者に騙され、商品が届いていないと主張し、返金に応じなかったため、これまでに100人余が被害届を提出し、被害額は、約1200万バーツ、約5100万円を超える。警察への被害届が増え始めた先日になり、返金に応じる旨を明らかにしたが、137人余に返金する必要があり、全額返金できないとしている。こうした対応に不満を持った購入者らが被害者グループを作り、被害届を出した。

[ 10:49:49 - 10:52:16 ] 147秒 詳細
香港・シャティンを流れる城門川でレースがスタートした。汚職取締局など複数の政府機関や電力会社CLPなどの民間企業などのチームも参加していた。城門川のレース会場には毎年多くの観客が訪れ、旅行者にも人気となっている。40年の歴史があるシャティンのドラゴンボートレースではフェニックスの船を見ることができる。スタンレーでは国際ドラゴンボート選手権が開催され選手と見物客でにぎわった。宗教儀式を兼ねたドラゴンボートウォーターパレードも行われた。4つの寺院を回るという。

[ 10:52:16 - 10:52:40 ] 24秒 詳細
ロシアに中国、インドなどに加えサウジアラビアなどグローバルサウスの国々の外相が集まり、拡大したBRICSの外相会議が始まった。。

[ 10:52:40 - 10:53:09 ] 29秒 詳細
あすの特集「アジア安全保障会議～中国とどう向き合うか」

[ 10:53:09 - 10:54:00 ] 51秒 詳細
中国・重慶市の史跡では伝統の舞「水雲龍」が上演された。全長18メートルの竜を演者たちが操り人々から水をかけられる。竜に水をかけると幸運が訪れるとされている。中国・浙江省では竹の先端で曲芸を演じる「高桿船技」が披露された。細長い竹を揺らしながら次々と技を決める姿に観客は息をのんだ。