番組詳細

[ 17:30:00 - 17:30:09 ] 9秒 詳細
オープニング映像。

[ 17:30:09 - 17:30:47 ] 38秒 詳細
オープニングの挨拶の後、今日の特集を紹介。

[ 17:30:47 - 17:32:01 ] 74秒 詳細
東京品川区で火事が起きた住宅から母親と子ども3人の刃物で切られた遺体が見つかり、40代の父親が煙を吸って病院に運ばれたた事件。その後の捜査関係者への取材で、遺体が見つかった1階の和室とは別の2階の部屋でも血痕が見つかっていたことが新たに分かった。この火事でリビングの床が焼けたが昨日の現場検証での簡易鑑定の結果、油の成分については陰性だったことも分かった。ガソリンなどの燃料油が薄められたり、少量で使われた可能性があるとみられている。警視庁は今日、遺体の司法解剖を行い詳しく調べるとともに、父親の回復を待って事情を聞く方針。

[ 17:32:01 - 17:33:12 ] 71秒 詳細
東京都知事選挙は6月20日に告示され、7月7日に投開票が行われるが、東京都・小池知事は立候補するかどうか態度を明らかにしていない。一方、関係者によると小池知事は3期目を目指し立候補する意向を固めていて、出馬表明するタイミングを模索しているという。都知事選を巡っては、自民党は独自候補の擁立を見送る方向で小池知事との連携も視野に入れていて、公明党も小池知事から推薦の要請があれば前向きに検討するという。また立憲民主党や共産党などは統一候補の選定を進めていて、あさって5回目となる会議を開く予定。

[ 17:33:12 - 17:34:49 ] 97秒 詳細
静岡県知事選挙は明日、投開票日を迎える。リニア中央新幹線への対応が争点の1つとなっていて、選挙戦最終日の今日、候補者は最後の訴えに奔走している。共産党・新人・森大介候補、無所属・新人（立憲民主党、国民民主党推薦）・鈴木康友候補、無所属・新人（自民党推薦）・大村慎一候補の街頭演説。静岡県知事選挙に立候補しているのは届け出順に、いずれも新人で政治団体代表・横山正文候補、共産党県委員長・森大介候補、前浜松市長・鈴木康友候補、元副知事・大村慎一候補、自営業・村上猛候補、会社役員・浜中都己候補。自民党が大村候補を推薦、立憲民主、国民民主党は鈴木候補を推薦、共産党は森候補を公認し、与野党対決の構図となっている。

[ 17:34:49 - 17:36:03 ] 74秒 詳細
ICJ（国際司法裁判所）がイスラエルに対し、暫定的な措置としてガザ地区南部ラファでの攻撃を直ちに停止するよう命じたことを受け、イスラエル側は、戦い続ける義務があるとして作戦を継続する意向を強調した。戦時内閣のメンバーであるイスラエル・ガンツ前国防相は24日、「イスラエルはラファを含めいつでもどこでも人質を取り戻し、国民の安全を確保するために戦い続ける義務がある」などとする声明を発表した。ガンツ前国防相は「国際法に従って行動していく」として今後もラファでの作戦を継続する意向を示した。ロイター通信は「ICJが攻撃停止の措置を命じた直後にもラファで攻撃があった」伝えている。一方、ハマス側はICJの判断を歓迎する声明を発表。ただ暫定措置命令の対象が、ラファだけにとどまったことを指摘し、「ガザ地区全域に対する侵略と虐殺を止める判決を期待していた」などとしている。

[ 17:36:03 - 17:39:57 ] 234秒 詳細
長野・中野市で住民など4人が殺害された事件は今日で発生から1年。2人の犠牲を出した中野警察署では、きのう追悼式が行われた。去年5月25日、中野市で女性2人が散歩中に突然、ナイフで襲われた。その後駆けつけた男性警察官2人も猟銃で打たれるなどして死亡。男は近くの自宅に立てこもった。殺人の疑いで逮捕、起訴された被告は調べに対し、「女性たちに“ぼっち”とばかにされた」と供述。独りぼっちを略した「ぼっち」。元市議会議長の家に育った被告。若者言葉の専門家によると「ぼっち」という言葉が急速に広まったのは、被告が高校生〜大学生のころ。東京の大学を中退し家族が経営するジェラート店で働いていたときのトラブルを紹介。被告の弁護士によると逮捕後留置されていた施設でも「職員からぼっちと言われている」などと話していた。今後行われる裁判員裁判の争点は責任能力の有無。弁護側は精神疾患によって完全に妄想に支配されたなどとして無罪を主張するとみられる。事件から1年、住民同士が事件のことを口にすることはほとんどないという。

[ 17:39:57 - 17:40:35 ] 38秒 詳細
犬専用の空の便が初運航。全てファーストクラス。機内でくつろぐ犬たち。客室でもケージに入れる必要はなく犬の大きさにも制限はない。23日にチャーター機で運航を始めた米国・BARK Airのサービスで、犬用のシャンパンをはじめ、機内食も特別に準備。徹底したドッグファーストがうたい文句。犬1匹と1人の米国国内線片道の運賃は、日本円で約94万円。

[ 17:40:35 - 17:41:08 ] 33秒 詳細
福島県では相馬野馬追が開幕。平安末期の平将門の軍事訓練から始まったといわれるこの行事は毎年7月だったが、去年、熱中症で80人余が救護されたことなどを受け、今年は2か月前倒しで開かれた。あすは祭りの呼び物神旗争奪戦が行われる。

[ 17:41:08 - 17:41:52 ] 44秒 詳細
レッズ9−6ドジャース。現在、打率で両リーグトップを走り続けるドジャース・大谷翔平は3試合ぶりのノーヒットに終わったが、打率トップはキープ。

[ 17:41:52 - 17:42:08 ] 16秒 詳細
タイガース6−2ブルージェイズ。ウイルス性の疾患から復帰したタイガース・前田健太は好投。5回を無失点に抑え、復帰後初登板を勝利で飾った。

[ 17:43:38 - 17:44:30 ] 52秒 詳細
きょう午前7時すぎ、東京・狛江市の住宅で訪れた親族から「手やシャツに血がついている人がいる。女性が倒れている」と110番通報があった。駆けつけた警察官が、この家に住む容疑者を刃物で妻の首などを切りつけて殺害しようとしたとして緊急逮捕した。妻は、搬送先の病院で死亡が確認された。取り調べに対し容疑者は容疑を認めているということで、警視庁は容疑を殺人に切り替えて詳しく調べている。

[ 17:44:30 - 17:45:01 ] 31秒 詳細
東京・足立区の駐車場で車に火をつけ焼損させたとしてペルー国籍の容疑者が逮捕された。警視庁によると容疑者は、ライターで車に火をつけたとみられ、車1台が全焼したほか、隣の車のサイドミラーも焼けた。取り調べに対し容疑を認めている。

[ 17:45:01 - 17:46:21 ] 80秒 詳細
全国の天気予報を伝えた。

[ 17:46:21 - 17:46:38 ] 17秒 詳細
能登地震5か月 今も過酷な被災地

[ 17:47:55 - 17:51:38 ] 223秒 詳細
能登半島地震から間もなく5か月。現地を取材して、あまりにも復興が進んでいない状況に驚いた。いまだ蛇口から水が出ない家も多くあり、災害関連死の増加も懸念されている。取り残される被災者の不安とは。甚大な被害を受けた石川・輪島市。地震直後に大規模な火災が起きた朝市の現場。道を塞いでいる倒壊した建物もそのまま。焼け落ちた建物もほぼ手つかずの状態。復興のための工事の音は、ほとんどしない。地震直後、輪島市内では7階建てのビルも倒れた。倒れだビルが当時と変わらないまま残されている。能登半島地震のあとに台湾地震があり、そのときの台湾での撤去作業の早さを目の当たりにしたが、5か月たっても倒壊した建物が手つかずのままに残されている。石川・輪島市では一時、2800人以上が孤立。当時孤立していた集落を取材。いまは市街地の仮設住宅に暮らしている男性は、田植えのために一時的に戻ってきていた。男性は「5カ月も過ぎようとしているのに電気が来ていない。電気が来なければお米にすることができない」と語った。集落では電気、水道がいまだに止まっていて、多くの住民が集落を出た。

[ 17:53:08 - 17:57:02 ] 234秒 詳細
石川・輪島市の隣・珠洲市も町の風景はほとんど変わっていない。瓦も落ちたまま。建物も大きく倒れ、道路は通れるようになっているが、積み上がったまま。隆起してるマンホールも手付かずの状況。珠洲市・宝立町鵜飼地区は揺れに加え津波の被害にも見舞われた。傾いた電柱、亀裂の入った道路。多くのライフラインが被害を受けたが、特に深刻な影響が水道に出ている。珠洲市では、石川県内で最も多い約1290戸で今も断水が続いている。自治体による水道の復旧工事が進められているが、なぜ断水は解消されないのか。自宅の隣にある車庫で暮らしている夫妻を取材。自宅は柱や壁、天井が大きく壊れ住める状態ではない。宅地につながる水道管は自治体が工事をしたにもかかわらず、水道水が使えないまま。自治体などが行う復旧工事は配水管から宅地内にある止水栓まで工事は公費で賄われ、通水すれば断水は解消したとみなされる。夫妻のように水道メーターよりも宅地側で漏水が起きている宅地内漏水は所有者自ら工事業者に依頼する必要があり、費用は自己負担。

[ 17:57:02 - 18:00:36 ] 214秒 詳細
石川・珠洲市で宅地内漏水の修繕待ちは1700件に上る（珠洲市長によると）。水道が使えないため、給水所に通うのが男性の日課になった。車で往復20分かけ、80リットルの水を自宅に運ぶ。男性は「一番必要なのは洗濯。風呂は小学校横に自衛隊が毎日沸かしてくれる」と述べた。一日3往復もしなければならない日もある。震災直後から、すきま風や暑さをしのげない車庫での暮らしを強いられている。家電や布団など使えるものは自宅から運び出したが、生活再建の見通しは立たないという。男性は「復興復旧なんて夢の夢。何も手がついていない。まず心の復興。大きい支援が欲しい。見放されている」と語った。なぜ今回の能登半島地震で漏水が頻発しているのか。名古屋大学減災連携研究センター・平山修久准教授は、15秒間に大きな揺れが3回発生したことで水道管、浄水場にも大きな被害が出たことが原因だという。平山准教授は「両方（水道管と浄水場）大きな被害を受けている初めての直下型地震。上流から治さないと管路（水道管）の被害の復旧にかかれない」と述べた。全国で耐震性のある主な水道管の割合は4割にとどまっていて、平山准教授はさらに細い水道管にまで対象を広げ、耐震化を進めるべきだという。平山准教授は「奥能登だけではなく、全国どこでもあり得る」と述べた。

[ 18:00:36 - 18:04:44 ] 248秒 詳細
さらに深刻なのが災害関連死の問題。石川・輪島市で美容院を営む女性。震災直後、高は避難所に行けないお年寄りのため、物資を届けたり山から水をくんで、髪を洗ってあげたりするなど住民のために奔走。そんな女性に今月初め突然の不幸が。義理の母親が死去。78歳で死去した義母も石川・輪島市で美容院を営んでいて震災前まで店に出て元気に働いていたという。地震で自宅兼美容院は全壊。義母は夫と3日ほど避難所に身を寄せ、そのあとは石川・七尾市にある息子の家で避難生活を続けていた。もともとぜんそく気味だった義母は震災以降、体調が悪化。先月、七尾市内の病院に入院したがその3週間後に死去した。死因は間質性肺炎だった。女性は「ストレスとの関連は少なからずあったと思う」と語った。地震後に避難生活などが原因で亡くなる災害関連死。石川県はこれまで30人を認定。しかし自治体に寄せられている問い合わせや申請は100人以上に上っている。生前、石川・輪島市で美容院を営む女性の義母は夫婦での居場所が欲しいと仮設住宅に入ることを強く望んでいた。女性は入居を申し込んだが市からは何の連絡もなかった。今月初めになって、ようやく仮設住宅に入れるという知らせが届いた。義母が死去する前日だった。死去の2週間ほど前、義母が女性に送ったLINEのメッセージを紹介。どうすれば災害関連死を防ぐことができるのか。

[ 18:06:44 - 18:11:28 ] 284秒 詳細
災害関連死を巡っては東日本大震災では、約3800人が認定された。また2016年に発生した熊本地震では、建物の倒壊などによる直接死が50人だったのに対して、「関連死」が4倍となる200人以上にも上り、これまでも大きな問題となってきた。東北大学災害科学国際研究所・栗山進一所長は、「能登半島地震でも今後、関連死が更に増える可能性がある」と懸念する。東日本大震災や熊本地震でも発生直後はもちろん、3か月〜半年の時期にも関連死は出ていた。被災者のメンタル面のダメージが要因になることが多いという。栗山所長は「絶望感、何も変わらない、元の生活には戻れないと毎回刷り込まれるような形なので辛いと思う」と述べた。関連死を防ぐためにはどうすればいいのか。栗山所長は「今こそきめ細やかな対応が必要だ」と話し、「誰一人取り残されない＝Leave No One Behind。全ての被災者に適した対応が必要。それが根幹」と述べた。今週日曜日、死去した母親の息子が遺骨を手に仮設住宅を訪れた。母親はここに入ることをずっと望んでいたが、その願いはかなわなかった。妻を亡くし、1人、仮設住宅で暮らすことになった夫は「前向きにならないと、沈んでも駄目」と述べた。女性の死は長期にわたる避難生活が原因だと考えている女性は現在災害関連死の申請をするため、準備を進めている。女性は「あの時助かったのに、どうして亡くなるのか、家族としては腑に落ちない」と語った。

[ 18:11:28 - 18:13:23 ] 115秒 詳細
石川・珠洲市に入って一番感じたのが静けさ。まず人がいない。重機も全く動いていない。熊本地震の取材をしたときには至る所で作業が行われていて、たくさんの音であふれていた。珠洲では全く感じられなかった。取材をした車庫で生活をしている夫婦の住んでいる集落には41軒の家があったが、人が残っているのは5軒になってしまい、人と関わる機会が減り孤独を感じていると泣いていた。生活再建も必要だがコミュニティー作りも大切。これほど長期間にわたって放置された被災地は見たことがない。東京や大阪などでは絶対ありえない。やろうとすればできることが能登では行われていないのでは。復興で誰一人取り残さないという理念は重要。被災地には、見放されているといった感覚が広がっている。とても深刻なこと。地元の役所の人は、自らも被災者でありながら地震以来、大変な激務を強いられているとも聞く。地元自治体への支援は足りているのか、メディアも時間とともに被災地の報道を怠っていないか、改めて問い直す必要がある。

[ 18:13:23 - 18:17:02 ] 219秒 詳細
「人質司法」という言葉が注目されるきっかけになった事件がある。日産自動車・カルロスゴーン元会長が保釈中に逃亡した事件。ゴーン元会長が、逃亡先の中東レバノンの首都・ベイルートで取材に応じた。ゴーン元会長は「世論がやや衝撃を受けたことはわかる。それは世論が問題の全体像を知らないからだ。私は間違いなく“人質”だった」と述べた。人質司法とは、取り調べ中に長期間勾留することにより、被疑者らに自白を強いること。日本の司法制度のあしき特徴として国内外から批判を受けてきた。保釈の条件として裁判所からは、その後の裁判中も含め家族と会うことを禁じられた。ゴーン元会長は「私は人質だった。検察だけではなく、裁判官にとっても。有罪が確定するまでは無罪とされる人間に、非常に厳しい条件を課した」と語った。刑事訴訟法に詳しい甲南大学・笹倉香奈教授は「欧米に比べて日本の取り調べ時間が長いことが問題の1つだ」と指摘。弁護士の立ち会いなく長時間に及ぶ取り調べ。日本の人質司法の実態を追った。

[ 18:19:18 - 18:26:43 ] 445秒 詳細
不正輸出の疑いで社長らが逮捕された大川原化工機事件。その後無実が明らかになり、捜査員が刑事告発されるなどずさんな捜査が次々と判明。人質司法といわれる被疑者、被告たちに対する特有の扱い方によって取り返しのつかない被害を被った当事者たちの声を聞いた。神奈川・横浜市の機械メーカー・大川原化工機・大川原正明社長が何度も訪れる墓がある。眠るのは元同僚の男性。大川原社長は「ちゃんとした治療ができていればこんなことにならなかった」と語った。大川原社長と男性は2020年3月、元取締役とともに警視庁公安部に逮捕。生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を無許可で中国に輸出した疑い。だが検察は「犯罪に当たるか疑義が生じた」として起訴取り消しという異例の判断を下した。男性は既に胃がんでこの世を去っていた。死去までの11か月間、何度も保釈を求めたが裁判所は一度も認めなかった。大川原社長は「葬儀にも行けなかった。本当に残念」と述べた。遺族は「人質司法」の犠牲になったと話す。妻は最愛の夫が適切な医療を受けられず死期を早められ、かけがえのない時間が奪われたとして、国を相手取り、損害賠償を求める訴えを起こした。胃がんが見つかったあとも保釈は認められない形で外部の病院に入院。妻は「どうしたら助けられるか、そればかり考えていた」と語った。男性が逮捕後に書き残したメモを紹介。妻と長男は、男性の死をどう受け止めたのか聞いた。妻は「何も悪いことしていないのに、なんでこんな目に遭うんだろう」、長男は「父が体調を崩したとき、検察官は自白のチャンスだと思ったと思う。取引に父の病気を使った。人質司法の姿だと思う」と語った。人質司法は警察や検察だけの問題ではなく裁判所の不作為の結果だと遺族は感じている。長男は「裁判官は逮捕状発布する権限とか勾留を認める権限とか保釈を決める権限がある。権限を正しく使ってほしい」と語った。

[ 18:26:43 - 18:32:16 ] 333秒 詳細
警視庁公安部のずさんな捜査も判明。逮捕から8か月後、内部告発の手紙が会社に送られてきた。手紙には、捜査の問題点を知っているある捜査員を法廷で証言させるべきだと書かれていた。大川原化工機・大川原正明社長は「非常にありがたい言葉。裁判を戦っていく中で、後ろで支えてくれる人がいる」と語った。社長らが国などに賠償を求めた裁判では、捜査を担当した警察官が法廷に立ち「まあ捏造」、別の警察官は「捜査幹部がマイナス証拠をすべて取り上げない姿勢があった」と異例の証言をした。輸出規制を所管する経済産業省が省令の不備を認め、捜査に消極的だったことが警視庁のメモから明らかになった。経産省担当者の発言「この省令には欠陥があるとしか言いようがない。警察が都合の良い事実のみ伝えているのではないかと感じることが多々あった」。だが経産省は、急に強制捜査を容認する姿勢に転じた。公安部・捜査関係者「あれが強制捜査に至るきっかけだった、経産省がお墨付きを与えてくれた。明確な根拠もないのにガサをすべきではなかった」。大川原化工機・元取締役の取り調べていた捜査員が調書を廃棄していた。この捜査員が部内の報告書に調書を誤って廃棄したなどと記したことについて、別の捜査員が「完全なる虚偽報告。どっちが犯罪者か分からん」と書き加えた。去年12月、裁判所は国などに約1億6000万円の賠償を命じた。しかし国などは判決を不服として控訴。警視庁のコメント「起訴が取り消しになったこと自体は真摯に受け止めている」。だがある捜査関係者は私たちの取材に対し「大川原は昔から中国とズブズブで真っ黒な会社。別の切り口から犯罪を立証できたかもしれない」と述べた。一方で、別の捜査関係者は「責任を感じている。正しい情報を把握できていれば捜査の中止も検討すべきだった」と本音を吐露した。良心のかしゃくにさいなまれていた捜査関係者もいた。捜査関係者「特定の捜査員が間違ったことをやり続けた。誰も声を上げることができなかった。被害者に本当に申し訳ない」と述べた。判決後の会見で大川原化工機・大川原正明社長は「自分たちは名誉回復できたからいいが、そうではない人がたくさんいると思う。謝罪がないと検証もない。何とかされるまでは言い続けたい」と述べた。

[ 18:34:16 - 18:37:00 ] 164秒 詳細
人質司法の問題を訴える人が静岡県にもいる。袴田事件で再審公判中の男性の姉。弟の無実を信じて闘ってきた。男性は1966年、静岡県で一家4人を殺害したとして逮捕され、その後死刑が確定。しかし2014年に静岡地裁の決定で再審＝裁判のやり直しと釈放が認められた。去年10月、再審公判が始まったが巖は長期間の勾留生活で精神を病み、十分に会話ができないことから出廷が免除された。今週水曜日の裁判では姉が法廷に立つことになった。検察は改めて死刑を求刑する一方、弁護側は無罪を主張し、姉が最終の意見陳述を行った。姉は「今日で（全ての審理が）終わった。本当にほっとしている。（判決日の）9月26日になったら、弟に説明しようと思っている」と語った。

[ 18:37:00 - 18:40:51 ] 231秒 詳細
姉はこの日、大川原化工機・大川原正明社長のもとを訪ねた。袴田事件と大川原化工機事件のずさんな捜査の背景には、人質司法がある。姉と大川原社長はその実態を公の場で共に語ることで励まし合ってきた。今年2月には、大川原社長が静岡・静岡市で行われた男性の支援集会に参加。大川原社長は「集会に出席することで実際にどうだったかというのをより詳しく知りたい」、姉は「あとはない、もう死刑囚は。私は泣き言を言うとか愚痴を言うとか、そういうことは言わまいと思って闘ってた」と述べた。警察の取り調べにあらがう難しさを大川原社長は「親しい人たちの調書の内容を見ると、こういうことを言うわけがないのに、我々が法を犯したと調書に書いてある」、姉は「犯罪者にしちゃっている。普通の人は負けちゃう。泣き寝入りしている」と語った。人質司法がもたらした悲劇。2人は「警察が過ちを認めて謝罪しなければ再び繰り返される」と訴える。

[ 18:40:51 - 18:43:21 ] 150秒 詳細
人質司法の実態を見ると近代の司法が目指すものとはある意味、逆の非常に前近代的な空気すら感じた。前近代的は人質司法を考えるときのキーワードになる。前近代的な空気に浸ってるのは、警察、検察、裁判所、メディアもその中にいるんじゃないか。今回の取材で、大川原化工機事件のケースは勾留中に死亡した男性の妻と長男が言っていた言葉が非常に心に残っている。保釈申請をことごとく却下した裁判所の裁判官に対する怒り。男性の再審公判では検察側は死刑を求刑している。大川原化工機事件でも国家賠償訴訟では控訴をしてる。捜査関係者「大川原化工機が中国とズブズブの真っ黒な会社」といういいように驚くが、背景にあるのは、日本の社会に根付いている勧善懲悪の価値観が、司法の枠組みの健全な運用をゆがめてるのでは。もう1つ指摘しておきたいのは自白偏重主義。「彼らは謝らない、謝らなければ検証できない、検証しないとまた同じことが起きる」と言っていたのは非常に印象に残った。重い言葉。

[ 18:43:21 - 18:44:24 ] 63秒 詳細
立憲民主党・岡田幹事長が来週開催する予定だった自身の政治資金パーティーを中止すると明らかにした。岡田幹事長は「考えた結果、政治資金パーティーは注視することにした」と述べた。岡田幹事長はパーティーを中止する理由を「我々が政治改革に熱心でないかのような誤解を解くため」と説明し、パーティーの代金は全て返済するとしている。立憲民主党は政治資金パーティーを全面禁止するための法案を国会に提出していて、党の幹部がパーティーを予定していることに与野党から批判が集まっていた。同じくパーティーを開催するとしていた立憲民主党・大串選対委員長も「後援会とも相談のうえ開催しない」とコメントを発表し、中止を明らかにしている。

[ 18:44:24 - 18:44:30 ] 6秒 詳細
3連勝へ激闘

[ 18:46:50 - 18:48:09 ] 79秒 詳細
バレーボールネーションズリーグ第3戦：日本3−2キューバ。キューバのマッチポイントを8度も防いだ日本が奇跡の大逆転勝利。開幕3連勝を決めた。男子日本代表・西田有志は「諦めないというか、1点をとるところの貪欲さが出たのが良かった」とコメント。

[ 18:48:09 - 18:49:09 ] 60秒 詳細
バスケットボールBリーグ年間王者を決める2戦先勝のファイナル。Bリーグ決勝第1戦：琉球ゴールデンキングス74−64広島ドラゴンフライズ。琉球が史上2チーム目の連覇へ王手をかけた。琉球ゴールデンキングス・今村佳太は「ファンと一緒にまた良い景色を見られるように頑張っていきたい」とコメント。

[ 18:49:09 - 18:49:44 ] 35秒 詳細
パリーグ：西武6−5オリックス。プロ野球西武一筋23年、40歳の中村剛也がファンの期待に応える一発。レフトスタンドに飛び込む通算477号ホームラン。金本知憲さんを抜き、歴代単独10位に入った（1位・王貞治868本、9位・大杉勝男486本）。西武は連敗を8でストップ。