番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:12 ] 12秒 詳細
オープニング映像と挨拶。

[ 10:05:12 - 10:08:38 ] 206秒 詳細
スーダンで武力衝突が始まって1年、それ以来人道危機は深刻さを増すばかりだ。2023年4月15日、戦闘が始まった。その結果は破壊・飢え・迫害。国内避難民は660万人以上、200万人は隣国へ逃れている。スーダン西部・ダルフォール地方にあるカルマ難民キャンプには数十万人が避難している。医薬品の不足、食糧不足で亡くなる人が増えている。インファリさんは子どもたちと生きていこうと必死だ。戦闘が始まって以来ほぼ孤立状態だ。情報網は破壊された。救援団体は地域からいなくなり畑を耕すこともできない。水と若干の木々の粉を混ぜたものがいまの主食だ。戦闘が1年続いているスーダンの首都・ハルツームではまだ機能している医療機関は全部で20～30％。人々はバリケードを築いたり避難したりしている。50万人近い人たちは隣国・チャドに逃れた。多くの避難民たちは準軍事組織による御慈悲が民族浄化の証人。教師だったアルバブさんは銃殺されそうになったが命をとりとめた。準軍事組織はそれを自ら映像に納め公開した。軍と準軍事組織が交渉に応じる兆しは見えない。スーダンの悲惨さはパリで開催されている国際人道会議の議題の一つでもある。ドイツは約2億4000万ユーロを拠出する意向で総額約20億ユーロが承認された。

[ 10:08:38 - 10:12:48 ] 250秒 詳細
スーダンでの軍と準軍事組織による武力衝突はおさまる兆しすら見えないまま4月15日で1年になった。ウクライナやガザ地区に比べ国際社会の関心が高くない現状をさして“忘れられた紛争”とも呼ばれている。しかしこの1年あまりスーダンの人々の状況は極度に悪化し続けているほか、ロシアやイランなどの外国の介入も招いている。武力衝突の構図、首都が戦場になっている現状、外国の介入という3つのポイントで見ていく。衝突が起きた去年4月、スーダンは重要な政治の季節を迎えていた。長年強権的な軍事政権が続いていたスーダンでは市民の民主化要求運動によりようやく民生に移管する予定だった。しかしそのプロセスを断ち切るかたちで軍部が力を奪い返そうとする。そのなかで軍と準軍事組織とのあいだで権力闘争が起きた。市民からすれば民主化を妨害されたうえに仲間割れした軍側の戦闘によって命や暮らしが破壊される事態となった。1年異常続くこの武力衝突の特徴の一つがハルツームという国の首都が戦場になっていること。スーダンではこれまでも戦闘はあったが西部のダルフォール地方など地方で起きていた。今回は人口が密集する首都で住宅街への空爆や市街戦が起きているだけに犠牲者の数や人道状況の悪化が深刻な状況となっている。国連やNGOの調査では死者は1万人を超え、少なくとも820万人が住む場所を追われた。1800万人が食料を十分得られなくなっている。最近の現地からの映像では多くの建物や商店が焼けたり破壊されたりする様子がうつっている。スーダンは国としても広大な農地のほか近年はゴールドラッシュが起きるなど豊かな資源に恵まれている。それだけに国が混乱に陥るなか外国の介入も招いている。エジプトやイランが政府軍を、UAEが準軍事組織を支援していると伝えられている。またイギリス・ガーディアンはロシアの民間軍事会社も送り込まれ、それと戦うためにウクライナの小規模な部隊も派遣されたと伝えている。アフリカ東部の地政学な重要な場所にあるスーダンの混乱が国境を超えて広がることが懸念される。

[ 10:12:48 - 10:15:05 ] 137秒 詳細
イスラエルはイランによる領土攻撃への対応を検討している。15日の午後、戦時内閣の閣議が再び開かれ前日同様数時間続いたもようだ。戦時内閣の閣議は今回で2度目だが今回も何も決まらずあす16日にも新たに予定されている。イランの攻撃に対する対応についてネタニヤフ首相は合意を取り付けられていない。政府内は分裂しているが地元紙によれば明白に厳しい対応を求める意見が強くなっているようだ。ワシントン・ポスト紙によるとネタニヤフ首相はすでに攻撃の標的の候補を軍と検討しているもようだ。イランの軍事施設のほかサイバー攻撃の可能性もありそうだ。またリベラルな地元紙、ハーレツによると今のところネタニヤフ首相は軍事的な対応を支持しているもようだが、アメリカが紛争がエスカレートしないよう圧力をかけネタニヤフ首相にイランを攻撃しないよう説得するなど国際的な圧力も高まっている。イスラエルでは警戒態勢が続いているが、エルサレムのアラブ人地区を含め、出されていたほぼ全ての規制が解除されている。

[ 10:15:05 - 10:17:05 ] 120秒 詳細
ネタニヤフ首相と4人の側近がイランへの対抗措置を取ることを決めたようだ。彼らを含む戦時内閣にはいくつかのオプションが示されていた。1つ目はイランへの直接攻撃。1500キロ離れてるがミサイルや戦闘機の射程内にある。イランの対空防衛は強力ではない。具体的な標的はおそらく軍事施設や革命防衛隊の拠点となるだろう。2つ目のオプションとして軍事用の各施設をたたく可能性もある。イランが密かに核兵器の製造を進めている施設で、イスラエルはこれまでに攻撃を加えたこともある。もう一つのシナリオとして、イランとつながりの深い勢力を攻撃する可能性もある。シリア、イラク、イエメンなど。その場合の作戦は大掛かりなものになりそう。レバノンのシーア派武装勢力ヒズボラとの戦闘が常に日常的に行われてるため、差別化を図る必要がある。イスラエルに圧力をかけていたアメリカはどのシナリオにすすのか情報を求めている。

[ 10:17:05 - 10:19:04 ] 119秒 詳細
別府さんは「イスラエルとしては、できることならイランに強力な措置を取りたい。その一方でアメリカなどイスラエルを支援する国からの自制を求める声にも配慮しないといけない。これら2つの間で答えを探っているのではないかとの見方がある。今回、イランから発射された多数のミサイルや無人機をほぼ全て撃ち落とすことができたのも、アメリカ・イギリス・フランス・中東のいくつかの国の強力があってできたこと。それだけに支援する国々の意向をイスラエルとして無視することは難しいとみられる。さらに外交上の計算もあると言われている。イランからの攻撃があったとき、イスラエルは外交的に孤立を深めてる状況だった。今月2日ガザ地区で食料支援活動をする国際的なNGOの外国人を含むスタッフがイスラエル軍による攻撃で死亡したことが明らかになり、イスラエル軍の行動はアメリカなどから非難されていた。批判的な行為が今回のイランからの攻撃で静まり、イスラエルに対する同情的な声が出てるとして、こうした中で支援国の意向を無視するのは外交的には得策ではないのではないかという主張が出てる」と話した。

[ 10:19:04 - 10:20:52 ] 108秒 詳細
イランは軍事大国であらゆる武器が使えることを示した。様々な特徴を持った無人機やミサイルを数万機保有している。イランが国境から2000キロ以上の距離まで到達できるミサイルを保有していることは数年前から知られていた。軍事アナリストは今、イランは様々な兵器の組み合わせを試している。これはイランとつながりのあるロシアがウクライナでやっていることだという。専門家は「ダマスカスにあるイラン大使館を攻撃してもイランの行動パターンは変わらないと考えたのだろう。問題は一度一線を越えると次は簡単にそれを超えてしまうということ。どこまでエスカレートするのかイランもイスラエルも読み誤るリスクがある」と話した。

[ 10:20:52 - 10:23:11 ] 139秒 詳細
イランによるイスラエルへの攻撃をうけて、ガソリンの価格高騰を危惧する声がでている。インフレ懸念とはべつに、今年に入ってすでに燃料価格は高騰している。ディーゼル車でリットルあたり7000セント、ガソリン車で13セントの値上がり。中東地域には石油産出国がひしめいている。原油は現在1バレル90ドル近くで推移しているとのこと。

[ 10:23:11 - 10:26:23 ] 192秒 詳細
トランプ前大統領は15日に、ニューヨーク州最高裁判所の法廷に入った。トランプ前大統領は2016年の大統領選挙の際に、ポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんに口止め料を支払ったことを隠蔽するために、34件の業務記録改ざんを行ったとする罪に問われている。この日陪審員は1人も決まらなかった。判事は、カレン・マクドゥーガルさんが証言することを認めた。カレン・マクドゥーガルさんは自分がトランプ氏を不倫関係にあったというネタを、タブロイド紙が買い取ってそのままもみ消したと主張している。カレン・マクドゥーガルさんは、ストーミー・ダニエルズさんとともに検察側の証人になりそうとのこと。トランプ氏は2人との不倫関係を否定している。

[ 10:26:23 - 10:28:40 ] 137秒 詳細
アメリカ・バイデン政権は、サムスン電子に64億ドルの補助金を出すと発表した。海外の半導体企業がアメリカに投資することを奨励し、中国を牽制するためのものでテキサス州先端半導体団地の建設に使用される。サムスン電子がアメリカに投資する額は、450億ドルと従来の2倍以上。追加の投資を約束したことで、補助金の規模も当初の予想より大きく増えた。アメリカはすでに、インテルとTSMCにそれぞれ85億ドルと66億ドルの補助金と融資を支援すると発表している。

[ 10:28:40 - 10:37:03 ] 503秒 詳細
中国では、若者の間でコンパクト型のデジタルカメラの人気が再燃している。インフルエンサー達が中古のデジカメで撮った写真をSNSに投稿し、それが次第に若者にも広がったという。大手通販サイトによると、2022年上半期の販売台数は、前年同期比15倍になり、価格も1台2000円程度から5～10倍の値段になっている。デジカメならではの画素数の低いレトロな写真の雰囲気が、若者の癒やしになっているという。また、インターネットを通じての情報流出が低いことも、監視社会における中国でのデジカメ人気の背景にあるという。

[ 10:37:03 - 10:39:05 ] 122秒 詳細
高島さんは「中国の厳しい監視社会がもたらす閉塞感に、嫌気がさしている若者は少なくありません。そうした気持ちが、今回のデジカメブームから透けて見えるように思います。一昨年、いわゆる白紙運動で若者の不満は一気に爆発しました。その後も経済は好転せず、若者の失業率が高止まりする中で、国家の安全を何よりも優先する習近平指導部は、若い世代の動向に神経を尖らせています。習指導部はネットの言論統制の根拠となってきたインターネット安全法を改正する方針です」などと話した。

[ 10:39:05 - 10:41:27 ] 142秒 詳細
シンガポールで20年にわたり国を率いてきたリー・シェンロン首相が来月退任すると発表。後任にはローレンス・ウォン副首相を指名すると明らかにしている。リー首相は、ウォン副首相とそのチームは新型コロナのパンデミック中、人々の信頼を獲得するために働いたと指摘し、シンガポールのロードマップ、フォワードシンガポールを通して、多くのシンガポールの人々と仕事をしてきたとしている。リー首相は、ウォン副首相と彼のチームを支援し、シンガポールの明るい未来を作って欲しいと呼びかけた。ウォン副首相も動画を公開し、“新たな責任を担うことを求められたことは光栄だ。謙虚さと強い義務感を持ってこの責任を引き受けた。この仕事に全力を尽くすことを誓う”と述べた。

[ 10:41:27 - 10:46:37 ] 310秒 詳細
韓国南部の沖合で、2014年の大型旅客船セウォル号が沈没し修学旅行中の高校生など約300人が亡くなった事故からきょうで10年になる。事故の詳しい原因について、調査委員会の報告書でも明確には示されておらず、遺族たちからは改めて原因究明などを求める声があがっている。当時、高等学校2年生だったチヨウさんの遺族である母親は、“うちの子は親孝行な娘だった。10年間求め続けていたのは真相を究明することだ”などと話し10年間時間が止まっていると語った。国の支援はきのうで終了、遺族や被害者たちは今でもトラウマや疾病などに悩まされているという。支援の延長に関する法案は国会でまだ可決されていない状況となっている。セウォル号沈没事故から10年を迎え各地で追悼行事が予定されている。きょう事故が発生した海域で船の上での追悼式が執り行われ、韓国の仁川市内の公園やソウル郊外アンサン市の遊園地で追悼行事が行われ、追悼サイレンが流される予定。

[ 10:46:37 - 10:49:48 ] 191秒 詳細
中国を訪問しているドイツのショルツ首相はきのう上海を訪問しドイツ企業の拠点などを視察した。きょうは北京を訪問して習近平国家主席と会談予定。中東やウクライナ情勢について意見を交わすと共に中国への過度な依存を避けつつどのような経済関係を築くかが課題となっている。ドイツ ZDF＆上海 東方衛視の番組映像が流れた。重慶の訪問中、ショルツ首相は中国の発展の活力を感じるため街歩きを望んだなどと伝えている。

[ 10:49:48 - 10:52:15 ] 147秒 詳細
北朝鮮では金正恩総書記の祖父・金日成首席の誕生からきのうで112年となり前夜に大規模な行事を開くなど祝賀ムードを演出している。その一方で北朝鮮と国境を接する中国の街では外出を厳しく制限されている出稼ぎ労働者らが団体で買い物をする姿がみられたと韓国 KBSが伝えている。韓国 KBSの番組映像が流れた。北朝鮮の労働者たちはいつ帰国できるのか知らされないまま団体生活をおくっているなどと伝えている。

[ 10:52:15 - 10:52:33 ] 18秒 詳細
主なニュース。きょうはスーダン情勢や、イランによる攻撃への対抗措置を協議するイスラエル、アメリカのトランプ氏の裁判をめぐるニュースなどを伝えた。

[ 10:52:33 - 10:52:58 ] 25秒 詳細
あすは軍と準軍事組織の武力衝突が長期化しているアフリカ・スーダンについて停戦に必要な外交努力にフォーカスする。

[ 10:52:58 - 10:54:00 ] 62秒 詳細
世界各地で行われてる水かけ祭りの映像を紹介。中国雲南省景洪の少数民族が行う旧正月が祝う祭り。幸福や幸運を願い互いに水をかけあう。カンボジアの首都プノンペンでもクメールの新年を祝う祭りが行われた。入口では竹製のドラゴンが出迎えた。タイの首都バンコクの旧正月「ソンクラーン」を祝う水かけ祭り。ユネスコの無形文化遺産に登録されて初めての開催。