番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230923 > エピソード: 1667748

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 NHKスペシャル
エピソード名 選 2030未来への分岐点(2)飽食の悪夢 水・食料クライシス
カテゴリ 教育教養
放送時間 2023-09-23 01:25:00 〜 2023-09-23 02:26:00
WireActionデータ更新時刻 2023-09-23 03:45:03

コーナー・トピック・パラグラフ


(告知) [corner=14632684]
1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために [topic=21689837] 詳細
[ 01:25:00 - 01:26:00 ] 60秒 詳細
1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるためにのキャンペーン映像。

(オープニング) [corner=14632680]
オープニング [topic=21689819] 詳細
[ 01:26:00 - 01:30:58 ] 298秒 詳細
オープニング映像。シリーズ2030、第2回は水・食糧危機。世界中で食料難が急増。先進国で食料資源が浪費され、過剰な豊かさが大地に負荷を掛けている。地球温暖化、土地の荒廃によって危機は深刻化。食料資源の偏りが紛争の連鎖を生む。

2030 未来への分岐点 第2回 飽食の悪夢 ~水・食料クライシス~ [corner=14632681]
コーナーオープニング [topic=21689820] 詳細
[ 01:30:58 - 01:32:22 ] 84秒 詳細
ドラマ映像。飽食が食料システムを崩壊させるというメッセージを紹介。
飽食と飢餓 ふたつの世界 [topic=21689821] 詳細
[ 01:32:22 - 01:37:23 ] 301秒 詳細
地球規模で食料難が急増している。8億人が飢餓状態にあり、飢餓のパンデミックとされる。一方、日本は世界一の飽食を謳歌。食品廃棄物を豚の餌に加工している工場には、毎日35トンの食品が持ち込まれる。ほとんどはまだ食べられる食材だ。日本の食品ロスは年間612万トン。国連による食料支援の1.5倍に当たる。WFPのビーズリー事務局長は、食糧危機の背景に大きな矛盾があると指摘する。世界の穀物生産量は去年、過去最高を記録。世界中の人の生存に十分な量が生産されているが、世界の飢餓人口は増え続けている。
飽くなき”肉”消費 ”不都合な真実” [topic=21689822] 詳細
[ 01:37:23 - 01:41:56 ] 273秒 詳細
世界中で肉の消費量が増え続けている。カンザス州の畜産場では650万頭の食肉牛が育てられ、大量のトウモロコシが餌として与えられる。牛肉1kgの生産には穀物6~20kgが必要で、世界で生産される穀物の1/3は食用ではなく餌になる。また、穀倉地帯では帯水層の枯渇が進み、全世界に広がっている。2050年には世界の7割の地域で地下水が枯渇するという。肉の大量消費が水不足を引き起こしている。
食料資源 加速する”偏在” [topic=21689823] 詳細
[ 01:41:56 - 01:46:41 ] 285秒 詳細
食料資源の偏りも問題だ。牛肉1kgを輸入すると、風呂約80杯分の水を使う計算になる。世界のバーチャルウォーター取引量は、1980年代から先進国を中心に活発化。近年は新興国の取引量も急増し、食料資源の世界的な偏りが大きくなっている。ワインなどの嗜好品も偏りを加速させている。日本人がワイン1本を飲むたびに、南アフリカのスラム街の人の2週間分の水を消費したことになる。日本が輸入するバーチャルウォーターは年間80兆リットル。専門家は今後食料資源の偏りがさらなる危機を招くと指摘する。
食料システム 深刻化する”ひずみ” [topic=21689824] 詳細
[ 01:46:41 - 01:53:04 ] 383秒 詳細
食料システムのひずみが拡大するきっかけは、1960年代の緑の革命と呼ばれる生産体制の変革だった。農薬・化学肥料を大量に使うことにより、収量が飛躍的に増大。また単一品種の大規模栽培もあり、世界の食料輸出の8割を20か国ほどが独占。発展途上国がより大きな負担を強いられることとなった。ウガンダではコーヒー農園の拡大によって、小規模農家が農地を奪われる事態が頻発。自給できなくなった人々の増加は、新たな農地を求めて広範な森林伐採につながっている。世界の温室効果ガスの1/4は食料システムが原因とされる。先進国や新興国の飽食も食料システムのひずみに拍車をかけている。世界資源研究所のハンソン副代表は、食料危機を回避するには複雑に絡み合った課題を同時に克服しなければならないと指摘した。
2050年 [topic=21689825] 詳細
[ 01:53:04 - 01:57:12 ] 248秒 詳細
ドラマ映像。ナナが「2050年」の日本を目撃した。
100億人の地球 危機は何をもたらすか [topic=21689826] 詳細
[ 01:57:12 - 01:59:29 ] 137秒 詳細
国連は2030年までに飢餓をゼロにするという目標を掲げている。2050年に100億人となる世界人口を養うことはますます困難になっていく。去年、世界各地でバッタが大発生したのも地球温暖化が関係している。土地の荒廃による砂嵐も頻発するとされる。WFPのビーズリー事務局長は、リスクは食料問題にとどまらないと話した。
”フード ショック” 危機 連鎖の衝撃 [topic=21689827] 詳細
[ 01:59:29 - 02:01:40 ] 131秒 詳細
このまま課題を放置すれば影響は先進国にも及ぶ。イギリスの環境経済学の専門家によると、温暖化が進めば数か国の穀倉地帯が同時に不作となり、各国に輸出停止が連鎖。世界的に暴動が起きる確率が高まり、最悪の場合危機は数年に及ぶという。
突然の危機 その時 人々は [topic=21689828] 詳細
[ 02:01:40 - 02:05:56 ] 256秒 詳細
フードショックのリスクは既に顕在化している。レバノンでは激しいインフレや国の備蓄庫の爆発事故により、突如国民の大半が深刻な食料危機に直面した。スーパーマーケットには多くの食品が並んでいるが、ほとんどは以前の3倍に値上がりした。全土で食料を求めるデモや暴動が頻発し、社会不安は極限に達している。
”破滅” 飽食の果てに [topic=21689829] 詳細
[ 02:05:56 - 02:08:33 ] 157秒 詳細
危機への無関心が地球規模の破滅につながるとの指摘もある。理論環境学者のサファ・モーテ博士のシミュレーションによると、資源の偏った社会はほぼ確実に崩壊する。現在の世界は限界点に近づいているという。
2050年 [topic=21689830] 詳細
[ 02:08:33 - 02:10:42 ] 129秒 詳細
ドラマ映像。ナナが「2050年」の日本を目撃した。
持続可能な世界のために 変革への”一歩” [topic=21689831] 詳細
[ 02:10:42 - 02:23:48 ] 786秒 詳細
持続可能な世界を築くため、食料システムを根底から見直す動きがある。EAT財団のフォーラムでは、政治家や研究者、企業などが集い食料システムを改革する必要性を訴え、プラネタリーダイエットと呼ばれるシステムへの転換を提唱。地球を守りながら100億人を健康的に養える食事を発表した。先進国では牛肉や豚肉を8割以上削減。穀物を貧困層に回し、偏りを解消する。アメリカで開発された人工肉は大豆などが原料で、水の使用量を87%、温室効果ガスを89%減らせるという。日本でも人工肉を商品化する動きが始まっている。ガーナでは持続可能な農業に挑む農家が増えている。不耕起栽培という農法で、水や栄養分が土の中に保全され、30%以上の増産を達成。農家の労働時間は45%削減された。食品ロスを飢餓の解決に生かそうというファームリンクプロジェクトでは、全米150大学の700人と連携。廃棄寸前の食料を回収し、食料が得られない人たちに配っている。この手法を海外にも広げ、食料システムを変革したいとしている。

(エンディング) [corner=14632682]
エンディング [topic=21689832] 詳細
[ 02:23:48 - 02:25:00 ] 72秒 詳細
エンディング映像。