番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230906 > エピソード: 1664259

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 解体キングダム
エピソード名 復興のシンボル 漁業取締船 涙の解体
カテゴリ 芸能
放送時間 2023-09-06 19:59:00 〜 2023-09-06 20:45:00
WireActionデータ更新時刻 2023-09-06 22:05:01

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=14594072]
オープニング [topic=21631027] 詳細
[ 19:59:00 - 20:01:24 ] 144秒 詳細
オープニング映像。

解体ファイル14 漁業取締船 たつまい [corner=14594750]
復興のシンボル 漁業取締船 涙の解体 [topic=21632070] 詳細
[ 20:01:24 - 20:03:57 ] 153秒 詳細
舞台は福岡県北九州市。自衛隊の船の情報漏えい防止のため高さ6mの壁があり監視カメラが設置されている。今回の船も機密案件だという。解体するのは漁業取締船「たつまい」。名前は気仙沼市の龍舞崎に由来し1999年に竣工された。全長63m。総トン数499t。
解体マメ知識 漁業取締船物語 [topic=21632077] 詳細
[ 20:03:57 - 20:05:14 ] 77秒 詳細
漁業取締船とは日本の水産資源を保護するため密漁や違法操業を取り締まる船のこと。不審な船には乗組員が立ち入り検査を実施し船内を調べるなど違法な行為に対応します。現在水産庁が管理する漁業取締船は46隻。そのうち37隻は民間船で取締り活動に従事している。
復興のシンボル 漁業取締船 涙の解体 [topic=21632083] 詳細
[ 20:05:14 - 20:16:35 ] 681秒 詳細
船の内部へ。乗組員の部屋にある小窓の中は何?正解は点検口。たつまいは今年1月まで使われていた。乗組員の安らぎの場だったのが食堂。操舵室では日夜密漁船の監視が行われていたという。放水銃もついていた。竣工してから24年位たち老朽化が進んでいたため解体することになった。解体は一筋縄ではいかない。伊野尾は大割をすると予想したが船の外装は鉄の3倍の強度がある高張力鋼が使われている。難関ポイント1 高張力鋼で覆われた頑丈な船体を解体せよ。使用するアメリカ製の特殊アタッチメントは重さ9t、長さ5.5mでお値段4000万円。まず外装の一番上の硬い部分を狙う。外装があっという間に解体されていく。
解体マメ知識 漁業取締船 たつまい物語 [topic=21632089] 詳細
[ 20:16:35 - 20:24:13 ] 458秒 詳細
たつまいが竣工したのは1999年。全国の海で水産資源を密漁船から守ってきた。2011年3月11日の朝、母港である気仙沼に帰ってきたたつまいは大地震と津波に見舞われた。沈没は免れたものの港で発生した火の手が広がりたつまいは激しい炎に包まれた。たつまいの運行管理をしていた菅原忠さんと当時の船長だった阿部勝郎さんに話を聞いた。菅原さんは沖合から内湾へ炎が流れていくのを見たという。火災で船体は丸焦げになった。なんとかたつまいを救いたいと各地の船会社に連絡をとり修理に協力してほしいと掛け合いました。奇跡的にエンジンなどは無傷だと判明し伊豆にある造船会社で修理してもらえることになった。半年後、多くの人たちに見送られる中たつまいは奇跡の復活を遂げたのです。その後12年間にわたり漁業取締船の役割を全うしことし惜しまれつつも現役を退きました。
復興のシンボル 漁業取締船 涙の解体 [topic=21632105] 詳細
[ 20:24:13 - 20:42:56 ] 1123秒 詳細
この日は操舵室の撤去。解体工事が始まって12日目、最大の難関に挑む。30tの巨大エンジン。保存状態も良いことから多くの部品が他の船で再利用されることが決まった。そのため取り外す際には傷つけずに吊り上げるなければならない。難関ポイント2 巨大エンジンを傷つけることなく運び出せ。解体を行う米満さんによれば固定のボルトが中に残ってしまっていてこのまま無理に吊り上げると外れた衝撃で巨大エンジンが跳ね上がり制御できなくなる恐れがあるという。衝撃を抑えるためエンジンの前方だけを吊っていく「片づり」という工法を行った。前方のボルトを外すことに成功。見事エンジンを安全に切り離すことができた。その後も工事は続けられて小さくなっていくたつまい。解体開始から3週間。最後に残ったのは船の後ろ側、船尾の部分。巨大アタッチメントで切断していく。3台の重機を使って作業場から船を運び出せば工事は完了。工事が終わると突然雨足が強まってきた。米満さんは船が悲しんでいるかもしれないですねと話した。20日間に渡った工事は全て完了したつまいはその姿を完全に消した。工事の終わりを報告すべく伊野尾が宮城県の港を訪ねた。そこには新たに造られた二代目たつまいの姿が。今年2月から初代に代わり任務についている。新しい乗組員は震災を経験した初代たつまいのメンバーが中心となっている。解体したたつまいの映像を阿部さんたちに見てもらうと皆さん涙を流していた。自分の仕事はたつまいの解体とともに終わったと踏ん切りがついたと話した。報告のお礼にとたつまいカレーを振る舞ってくれた。伊野尾は「解体現場を見せてくれてありがとうって言ってくれたのがすごい嬉しかった」などと話した。

(エンディング) [corner=14594812]
エンディング [topic=21632146] 詳細
[ 20:42:56 - 20:43:35 ] 39秒 詳細
エンディング映像。
NHK+ [topic=21632148] 詳細
[ 20:43:35 - 20:43:45 ] 10秒 詳細
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