番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230610 > エピソード: 1646186

エピソード情報

放送局 テレビ東京
プログラム名 新美の巨人たち
エピソード名 ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」×小雪
カテゴリ 一般実用
放送時間 2023-06-10 22:00:00 〜 2023-06-10 22:30:00
WireActionデータ更新時刻 2023-06-11 00:09:35

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=14391530]
今回は… [topic=21319854] 詳細
[ 22:00:00 - 22:01:38 ] 98秒 詳細
今回は巨大アートに潜む魅力を紹介。
オープニング [topic=21319855] 詳細
[ 22:01:38 - 22:01:55 ] 17秒 詳細
オープニング映像。

新美の巨人たち [corner=14391594]
巨大アートの聖地! 青森県十和田の美術館 [topic=21319926] 詳細
[ 22:01:55 - 22:06:45 ] 290秒 詳細
青森県十和田市に十和田市現代美術館がある。建物は、大小の異なるキューブ状のボックスで構成され、一つの展示室に置かれている作品は一つだけ。どれもユニークな現代アートばかり。そして一つの部屋にあるのはロン・ミュエク作のスタンディング・ウーマン。黒いワンピースを着た初老の女性がただそこに立っている作品。今にも動き出しそうな迫力で、高さは4m。手にはシワやシミ、赤みなどを繊細に表現し生きているかのよう。内側が張り出した革靴と、擦り切れた靴下。後ろに結い上げられた白髪交じりの髪。薬指に食い込んだ指輪は永い年月を彷彿とさせる。
提供 [topic=21319964] 詳細
巨大アートの聖地! 青森県十和田の美術館 [topic=21319965] 詳細
[ 22:06:53 - 22:11:38 ] 285秒 詳細
イタリアのフィレンツェに傑作と言われる彫刻がある。それはミケランジェロ・ブオナローティのダビデ像。大理石の塊から掘り出した4mもの巨大な作品。この戦いのシンボルとスタンディングデスクウーマンには一つの共通点があるという。布施英利はダビデ像は下から見上げた時に体の上のほうがバランスが自然に見えるようにデフォルメしているために頭が大きくしているという。人体の通常の比率でつくると下から見上げると頭が小さく見えるためにミケランジェロはサイズに工夫を凝らした。ロン・ミュエクのスタンディング・ウーマンもダビデ像と同じように見上げた時の効果を計算にいれたのではないかという。しかし大きいのは頭以外にも手も大きくしている。作者のロン・ミュエクは1958年にオーストラリアのメルボルンに生まれた。現在65歳でメディアにはほとんど姿を表さないという。1970年代末から映画やテレビの現場で特殊造形の仕事につき、キャラクター人形やフィギュア、ジオラマなどをつくる技術を学ぶ。1986年には、ジョージ・ルーカス総指揮のアメリカ映画のラビリンス 魔王の迷宮ではモンスターを製作した。しかし、映画では飽き足らず彫刻を作りたいと芸術の道へ。1996年にはロンドンの展覧会にピノキオと題した少年像を出品すると、それが大物アートコレクターの目に留まり彫刻家として歩み始めた。以後数々の作品を世に出してきた。これらの作品で、ミュエクは20世紀末から21世紀にかけて現代美術のスターへ上り詰めた。
[ 22:11:38 - 22:16:52 ] 314秒 詳細
ロン・ミュエクはスタンディング・ウーマンのような巨大な作品を作る理由には鑑賞者の作品との関係を身体的に、感情的にも変化させるためと話していた。スタンディング・ウーマンでは手や顔を実際のサイズよりも大きくすることで、否応無しにそこに目が向く。肌に刻まれた皮脂くれやシミ、白髪交じりの髪にも誰にも避けられない老いというものが強烈な迫力で迫ってくる。それこそがまさにミュエクの狙いで、ロン・ミュエクは実物よりも小さな作品を多く作っていて、極端にサイズを変えることで見るものの心を揺さぶりたいと考えた。十和田市現代美術館では他にも多くの巨大な彫刻作品を展示している。建物の外や街の至るところにある。美術館の向かいのアートひろばには草間彌生の作品があるが8点からなる作品だという。十和田市現代美術館は、町おこしのためのアートプロジェクトの中核施設として作られた。建物の壁面も通りに向かってガラス張りにすることで町全体を美術館に見立てている。町にはこのアートを見るために多くの観光客が訪れるようになったという。中でも人気のある作品がスタンディング・ウーマン。肌の表面や、細部の表現へのこだわりは執念さえ感じる。

CM [corner=14391680]

新美の巨人たち [corner=14391681]
巨大アートの聖地! 青森県十和田の美術館 [topic=21320040] 詳細
[ 22:18:22 - 22:24:23 ] 361秒 詳細
ロン・ミュエクのスタンディング・ウーマンはスカートの中のへそのくぼみも細かく作られ、制作段階では股引を履いていることもわかった。ミュエクのこうした作品の作り方を紹介。アーティストの小野養豚んさんは豚の立体造形を製作している。小野さんはミュエクの素材の使い方が作品の魅力を高めていると語る。手の部分を再現してもらうと、まず水粘土で作った原型から型を取り、そこに塗るのがFRPという液状の樹脂素材。それに色を混ぜて塗るのがミュエクの特徴だという。厚みを持たせる樹脂を塗り重ねることで肌に深みを出していく。最後にガラス繊維を貼り付ける。型を合わせて硬化させ透き通った肌が出来上がる。樹脂にあらかじめ色を混ぜて透明感を出している。それに細かい仕上げを施し、人間の肌そのものの質感に仕上げる。見ている側はスタンディング・ウーマンの人生までも想像するようになるという。

CM [corner=14391693]

新美の巨人たち [corner=14391695]
巨大アートの聖地! 青森県十和田の美術館 [topic=21320065] 詳細
[ 22:26:23 - 22:28:38 ] 135秒 詳細
ロン・ミュエクのスタンディング・ウーマンについて特定のモデルはおらず、作品に込めた思いについては人間はお互いを理解するようプログラムされていて、その人の立場に立ってその人がどんな物語を描き人生を生きて今に至るのかを想像することに興味を感じ、共感が重要だと答えている。鑑賞者と作品の間に共感が生まれ、その奥に潜む物語に引き込まれていくという。

〈エンディング〉 [corner=14391698]
次回予告 [topic=21320075] 詳細
[ 22:28:38 - 22:28:48 ] 10秒 詳細
新美の巨人たちの次回予告。
提供 [topic=21320076] 詳細

〈番組宣伝〉 [corner=14391699]
みんなのスポーツ [topic=21320077] 詳細
[ 22:28:55 - 22:29:00 ] 5秒 詳細
みんなのスポーツの番組宣伝。