番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20221103 > エピソード: 1601349

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 東京ブラックホールIII 魅惑と罪のバブルの宮殿
エピソード名
カテゴリ 一般劇
放送時間 2022-11-03 16:30:00 〜 2022-11-03 18:00:00
WireActionデータ更新時刻 2023-02-22 11:49:53

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=13880456]
東京ブラックホールIII~1989−90魅惑と罪のバブルの宮殿~ [topic=20542985] 詳細
[ 16:30:00 - 16:34:47 ] 287秒 詳細
今から33年前、バブル景気只中の日本は自信に満ちていた。株式相場の時価総額は600兆円、地価の高騰は山手線の内側だけでアメリカ全土を購入できると言われたほどだった。バブルは勤勉と節約しか知らなかった日本人の欲望を開放し、酒と女、金銭に満ちた幸福感で東京は覆われていた。今回は集積された富が引力のように世界中からモノや人が集まっていたあの時代を追体験する。

東京ブラックホールIII~1989−90魅惑と罪のバブルの宮殿~ [corner=13880457]
2022年 春 [topic=20542986] 詳細
[ 16:34:47 - 16:38:30 ] 223秒 詳細
1989年1月7日、天皇陛下崩御により宮内庁坂下門は多くの人で賑わっていた。この時代はバブルの只中にあった。
1986-1989 バブル [topic=20542987] 詳細
[ 16:38:30 - 16:58:55 ] 1225秒 詳細
1986年から1989年まで続いたバブル。プラザ合意後の大規模な金融緩和で市場に溢れたマネーは土地や株に流れ込み、空前の高騰をもたらした。1985年からの5年で土地の資産額は約2倍、日経平均株価は3倍にまで急上昇。あらゆる企業が本業をそっちのけで投資に明け暮れた。当時のカネ余りを象徴するかのように、竹やぶに2億円の札束が捨てられるという事件も発生した。国民あたりのGDPはアメリカをも超え、国民の大半が満たされた生活を送っていた。街では地上げが横行していたが、こうした中で時代の寵児となったのが不動産王・柏木昭男氏。地上げで巨万の富を得た柏木氏はカジノで29億円を稼ぎ、一度はドナルド・トランプと対決するなど華々しい生活を送ったものの、1992年に自宅で何者かに殺害された。
魔性の女 アッコちゃん [topic=20542988] 詳細
[ 16:58:55 - 17:04:36 ] 341秒 詳細
バブル期、溢れ出る欲望を背景に大きく力を増したのが女性たちだ。ディスコには扇情的な服装の女性が大挙し、果ては「魔性の女」と呼ばれる女子大生まで登場。「アッコちゃん」と呼ばれ親しまれた彼女の虜となった男たちの中には、地上げの帝王・早坂太吉や大物音楽プロデューサー・川添象郎といった著名人もいた。とりわけ川添氏はアッコちゃんを寵愛し、プライベートジェットでの旅行に連れ出しては大量のブランド品を買い与えるなど情熱を注いでいた。
1986-1989 バブル [topic=20542989] 詳細
[ 17:04:36 - 17:17:52 ] 796秒 詳細
1989年当時、全国紙では「バブル」という単語はほとんど使われていなかった。「バブル」という単語が使われるようになったのは90年以降のことで、弾けるまでは誰も空前の好景気がバブルだとは理解していなかった。1989年の世界時価総額ランキングでは上位50社中32社が日本企業だった。この躍進の背景にあったのは絶え間ない研究開発。この年の企業における研究開発費は8兆円、特許出願件数は35万件を数えた。潤沢な予算によって生み出されたイノベーションは「使い捨てカメラ」や「iモード」などを生み出し、大企業は世界の先頭を走るというマインドの元でチャレンジ精神に溢れていた。それはエンターテイメント分野においても同様で、テクノポップを生み出したYMOや「ユーミン」こと荒井由実がデビューしたのもこの頃だ。
1989年 春 [topic=20542990] 詳細
[ 17:17:52 - 17:21:47 ] 235秒 詳細
「魔性の女」と呼ばれ、バブルを謳歌していたアッコちゃんは言い寄ってくる男や自分自身をどこか冷めた目で見ていたという。アッコちゃん本人は「日本が初めてお金持ちになって浮かれていたのがバブル。当時に楽しい思いをした人と同じ数だけ、つまらない思いをした人もいる」と語った。
1989年 夏 [topic=20542991] 詳細
[ 17:21:47 - 17:32:26 ] 639秒 詳細
この時代を生きた女性たちの誰もが口ずさんでいた曲がプリンセス プリンセスの「ダイアモンド」。普通の女の子が夢や希望を開けっ広げに歌った歌詞は多くの共感を呼んだ。
「24時間戦えますか」 [topic=20542992] 詳細
[ 17:32:26 - 17:37:39 ] 313秒 詳細
1989年、放送されたあるCMのフレーズ「24時間戦えますか」は時代を象徴する流行語となった。バブル経済を動かすためにオフィスでは深夜までサラリーマンが働き、彼らの労働時間は現在より400時間も多かった。地価の高騰で多くの人の家は郊外にあり、企業戦士たちは睡眠時間を確保するためにカプセルホテルを利用していた。この時代の日本人の平均給与は14%増加していたが、都心の地下は3倍以上に高騰し続けていた。マンション価格の暴騰により、新幹線を利用して栃木や群馬から新幹線で通勤するサラリーマンも少なくなかった。
1989年12月 [topic=20542993] 詳細
[ 17:37:39 - 17:42:56 ] 317秒 詳細
この頃、急速に信者を増やしていたのがオウム真理教。入信者の多くは高学歴の若者で、カネが幅を利かせる世の中に疑問を抱いて禁欲生活に救いを求めたのだった。1989年12月29日に東京株式市場の終値は3万9000円に迫る史上最高値を記録した。専門家の中にはこの好景気がバブルだと唱える人もいたが、その警鐘に耳を傾けた人はほとんどいなかった。
1990年1月 [topic=20542994] 詳細
[ 17:42:56 - 17:52:45 ] 589秒 詳細
終焉が訪れたのは1990年のことだった。年明けから日経平均は2日連続で下落し、2月には1史上最大の下げ幅を記録。3月には3万円の大台を割り、市場には売りが殺到した。野村投信のトレーダーの1人は大量の買い注文を出すことで下落を食い止めようと奔走したが、際限ない売りの殺到に飲み込まれてしまった。この大量の売りの黒幕は日本のバブル崩壊を虎視眈々と狙っていたウォール街で、証券各社は日本で普及していなかった「裁定取引」という複雑な手法を用いて巨額の利益を上げていた。バブルが崩壊しつつある中、「アッコちゃん」の顧客も次々と姿を消していった。
5年後 [topic=20542995] 詳細
[ 17:52:45 - 17:57:07 ] 262秒 詳細
バブルの崩壊によって日本企業の株は暴落し、代わってアメリカのアップルが派遣を握ることになった。

(エンディング) [corner=13880458]
エンディング [topic=20542996] 詳細
[ 17:57:07 - 17:59:00 ] 113秒 詳細
エンディング映像。