番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20221101 > エピソード: 1600815

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 ワイルドライフ
エピソード名 「カリブ海の真珠キューバ 巨大ワニが闘い 世界最小の鳥が舞う」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2022-11-01 00:25:00 〜 2022-11-01 01:25:00
WireActionデータ更新時刻 2022-11-01 06:36:33

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=13874325]
オープニング [topic=20533256] 詳細
[ 00:25:00 - 00:26:25 ] 85秒 詳細
オープニング映像。 

カリブ海の真珠キューバ 巨大ワニが闘い 世界最小の鳥が舞う [corner=13874326]
カリブ海の真珠 キューバの大自然 [topic=20533262] 詳細
[ 00:26:25 - 00:40:05 ] 820秒 詳細
カリブ海の島国・キューバ。大規模な開発が入らなかったこの島には豊かな自然が残されており、不思議な生き物の王国となっている。300万年前からこの島に生息するキューバロックイグアナは最大1.5mにもなる体長ながら、主に植物を食べて暮らす。1日の大半を日光浴しながらのんびりと過ごすキューバロックイグアナだが、繁殖期にはメスを巡ってオスたちが激しい戦いを繰り広げる。また、海岸には固有種のデマレフチアも生息する。デマレフチアはネズミの仲間で、最大で体重70kgにもなるキューバ最大の哺乳類。デマレフチアやイグアナは太古の昔に流木に乗ってキューバへ辿り着いた個体の子孫と考えられている。島の西部に広がる森では体長5cmの世界最小の鳥、マメハチドリが飛び交う。マメハチドリはオスとメスで外見が異なり、オスはメスに求愛するため鮮やかな羽を持っている。マメハチドリは蜘蛛の糸や植物の繊維を利用して巣を作り上げ、ここでマメハチドリは卵を温める。キューバは野鳥たちにとって楽園のような場所で、キューバの国鳥・キューバキヌバネドリなど約30種の固有種を含めた370種の野鳥を見ることができる。
[ 00:40:05 - 00:46:37 ] 392秒 詳細
キューバ本島から80km離れた「女王の庭」と呼ばれる地域には豊かなサンゴの海が広がる。海中では250種のサンゴと多くの生き物が息づいており、アメリカワニもその一つ。全長4mにもなる巨大な身体と長い寿命でキューバの食物連鎖の頂点に君臨している。夜になると、浜にはアオウミガメが産卵に訪れる。体重300kgのアオウミガメは産卵に適した場所を見つけると、大きな穴を掘った後に60cmほどの深さに卵を産み落とす。1回の産卵で80から200個の卵を生んだ後、アオウミガメは砂をかけてから海へと戻っていく。生まれてくる子どもの姿を母親が見ることはない。
[ 00:46:37 - 00:54:37 ] 480秒 詳細
マメハチドリが卵を産んでから3週間後、孵化したばかりのヒナが姿を見せた。マメハチドリのヒナは成長が早く、4日間で2倍の大きさになる。子育てはメスが一羽で行い、餌を運ぶためにメスは何度も巣と餌場を行き来する。極端にサイズの小さなマメハチドリだが、これにはキューバヒメエメラルドハチドリとの競争に敗れた他の個体が花の蜜などを餌にすることで生き延びる戦略を取ったことが理由だと見られている。餌の限られた島では身体を小さくすることも立派な生存戦略の一つで、大きさ20cmのキューバスズメフクロウや北半球で最も小さなカエル・モンテイベリアドワーフガエルも身体を小さくすることで生き延びてきた。体長1cmしかないモンテイベリアドワーフガエルは皮膚から毒を出すことで捕食されないように身を守っている。こうした小さな生き物の中でも、鮮やかな色の殻を持つコダママイマイは「世界一美しいカタツムリ」としてことに有名だ。また、コダママイマイの殻はヤドカリ達にとっても重要な住処となる。
[ 00:54:37 - 00:57:20 ] 163秒 詳細
キューバでは植物の半分、脊椎動物の3分の1が固有種。キューバは元々海底が隆起してできた島で、1600万年前に孤島となったために隔絶された環境下で多くの生き物が独自に進化した結果だ。さらに、カストロ政権時代に自然保護が重視され、西側諸国との国交が絶たれたことで大規模な開発が入らなかったことで豊かな生態系が守られた。
[ 00:57:20 - 01:05:40 ] 500秒 詳細
キューバの大地を形成する石灰岩は長い時間と共に侵食され、国土には多くの洞窟も残る。ここではジャマイカシタナガコウモリが生息しており、夜になると洞窟から出ては花の蜜を吸いに訪れる。花の蜜を吸いながら花粉を運ぶジャマイカシタナガコウモリは、森の維持にも一役買っているのだ。キューバには26種のコウモリが生息しているが、彼らの天敵となるのが体長4mを超える巨大なヘビ、キューバボア。真っ暗な洞窟内ではコウモリもボアもお互いの姿を見ることはできないが、コウモリの赤外線を感知するボアと超音波を利用して周囲の様子を探るコウモリはそれぞれの器官を利用し、過酷な生存競争を繰り広げている。
[ 01:05:40 - 01:11:35 ] 355秒 詳細
雨季に入ったキューバでは、雨と湿気をきっかけに一大イベントが始まる。普段は森の中で暮らしているオカガニの仲間たちが何百万匹と集まり、産卵場所となる海へと移動するのだ。しかし、車が行き交う道路を渡るのはカニたちにとって過酷な旅路で、少なくないカニたちが踏み潰されて生命を落とす。こうした苦難の末に海へと辿り着いたカニたちはようやく卵を産み落とす。普段は陸で暮らしているオカガニたちも、赤ちゃんの頃には成長のために海水が必要となるためメス達は命懸けで海へと向かうのだ。
[ 01:11:35 - 01:23:40 ] 725秒 詳細
6000km近くに及ぶキューバの海岸線に生えるマングローブは、数多くの生き物の楽園となっている。小魚たちに加え、デマレフチアもマングローブを訪れるが、時にはキューバワニに襲われてしまうことも。キューバワニは人間による狩りとアメリカワニの侵入により徐々に数を減らしているが、性格は凶暴そのもの。繁殖期にはメスを巡ってあちこちで諍いが起こることも珍しくない。こうしてつがいとなったキューバワニのメスは卵を産み、それから2ヶ月後には赤ちゃんが生まれる。しかし、無事に大人になれるのはわずか1%だけだ。そして、アオウミガメが産卵した浜辺では子ガメたちが海を目指していた。海まではわずか50mほどだが、多くの天敵に狙われてしまう。無事に大人になれる子ガメは、ごく僅かな数だけだ。無事に海へと辿り着いた子ガメ達は1000kmに及ぶ壮大な旅路を辿り、20年後にキューバの浜辺へと戻ってくるのだ。カリブ海の真珠、キューバでは今日も不思議な生き物たちが息づいている。

(エンディング) [corner=13874327]
エンディング [topic=20533257] 詳細
[ 01:23:40 - 01:24:00 ] 20秒 詳細
エンディング映像。