番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:12 ] 12秒 詳細
オープニング映像と挨拶。

[ 10:05:12 - 10:08:09 ] 177秒 詳細
学生などによるデモ隊と警察が先月から衝突を繰り返してきたバングラデシュで昨日、長期にわたって政権を率いてきたハシナ首相が辞任したと軍が発表した。隣国インドに逃れたと伝えられている。軍は暫定政権発足に向けて協議を始めたとしているが高い経済成長を続け日本を含め、世界から投資先として注目されるこの国の混乱が収束するのか見通せない状況となっている。大規模なデモや衝突が続き多くの死者も出たバングラデシュで15年間、国を治めてきたハシナ首相が辞任し国外に出た。首相公邸にデモ隊が押し寄せる前に首相は妹とともに軍用機でインドに逃れた。4日の反政府デモでは少なくとも90人が死亡し、この数週間の衝突による死者の数は300人を超えた。先月から激しい反政府デモが続き警察は厳しく対処してきた。数百人が死亡しさらに多くのけが人が出た。ハシナ政権には人権侵害や選挙での不正政敵の殺害や拘束などの疑惑が常につきまとっていた。バングラデシュの国民への抑圧は終わったという喜びがすぐに破壊行為に変わった。首相公邸に押し寄せた群衆は破壊や略奪行為を行った。鎮静化を求める声もあるが混乱は続く。独裁的な指導者がいなくなったとしてもバングラデシュの苦難はなくならない。

[ 10:08:09 - 10:12:34 ] 265秒 詳細
バングラデシュ・シェイクハシナ首相が退陣に追い込まれ国外に逃れた。1947年生まれの76歳。政治家の家庭で育ちみずからも学生時代から政治活動に積極的に関わってきた。バングラデシュはそのハシナ氏が20代だった1971年にパキスタンから独立。父親のムジブル・ラーマンは最初の首相に就任した。「建国の父」の長女としても知られてきた。性格については父親譲りの“強い個性と信念の人”とも評される。1996年に初めて首相に就任。その後、一旦下野するが2009年からは15年にわたって長期政権を率いてきた。ハシナ政権の下でバングラデシュの経済発展は勢いを増した。世界銀行の2019年の報告書では15年で2500万人が貧困から抜け出したとしている。今では有望な投資先としても注目されている。2022年のGDP成長率は7％を超え日本企業も現地に300社余りが進出。一方でハシナ氏の政治手法を巡っては強権的だとの批判が野党や人権団体などから出ていた。アムネスティ・インターナショナルは、拘束された人の行方が分からなくなるケースや死亡するケースが増えているとして懸念を示してきた。今年1月の総選挙は野党側や人権活動家が次々に拘束される中、野党側がボイコットする事態となった。こうした中でウクライナ侵攻の影響による物価の上昇や若者の雇用不足といった問題も加わり国民の不満がいわば爆発した形となった。軍や野党関係者などが暫定政府の発足に向けて協議を進めているが、デモ隊の一部が暴徒化していて安定を取り戻すことが急がれる。また、外交面ではハシナ氏はインドの支援を受けながらもインドが強く警戒する中国とも関係を築いてきた。波紋は国内にとどまらず周辺国にも広がっている。

[ 10:12:34 - 10:16:20 ] 226秒 詳細
バングラデシュではハシナ首相による15年間の統治が終わった。バングラデシュでは大規模なデモが続いておりハシナ氏は軍からの最後通告を受け辞任を余儀なくされた。ハシナ氏はバングラデシュから逃れインドの空軍基地に到着し今も、そこにとどまっている。多くのメディアが報じているようにハシナ氏はイギリスに亡命を求めるのかどうか次の動きは分かっていない。インドの国家安全保障担当顧問が空軍基地でハシナ氏と面会した。外務省はまだコメントしていないがジャイシャンカル外相がモディ首相に状況を説明している。安全保障に関する閣僚委員会も首相官邸でバングラデシュの危機について協議している。

[ 10:16:20 - 10:21:06 ] 286秒 詳細
世界的な株安の連鎖から一転、今日の東京株式市場は大幅に値下がりした銘柄を買い戻す動きが出て日経平均株価は過去最大の上昇幅となっている。米国の景気減速への懸念を受けて5日、世界的に株価が急落しブラックマンデーとなった。スペイン市場IBEXも例にもれず2023年以来、最大の下げ幅を記録した。背景には米国の景気懸念だけでなくIT関連の株が売りに出されたこと、さらに日本の金利上昇により円で買い入れていた投資家がより収益性の高い資産に投資を向けたことも要因として挙げられる。2日に発表された米国の雇用統計が予想より悪かったことで投資家が反応した。東京株式市場では12.4％と過去2番目の下落幅を記録。下落の要因として日銀の金利引き上げによる円高が上げられる。米国連邦準備制度理事会が市場が予想するように9月に金利を0．5ポイント引き下げるか注目される。米国の景気減速への懸念を背景に世界の金融市場が揺らいでいる。ブラックマンデーを迎えたアジア市場に続き、米国、ヨーロッパ市場も軒並み下落した。FRB・米国連邦準備制度理事会が積極的な利下げに乗り出すとみられている。アメリカの景気減速懸念でNY市場、ヨーロッパ市場は急落。ダウ平均株価は1000ドルを超える下落で終えた。S＆P500は3％、ナスダックも3.43％下落し取引を終えた。大幅下落でビッグテック企業の下落が目立った。欧州市場では3％前後の下落で取引を開始したが2％台で下げ止まった。アメリカの失業率は4.3％まで上昇。急激な景気減速懸念で投資心理が冷え込んだ。恐怖指数の変動率は新型コロナ以降、約4年ぶりに最高値をつけた。FRBが積極的な利下げに踏み切るとの見方が高まっている。シティグループやJPモルガンはFRBが来月と11月に0.5％ずつ利下げを行うと観測している。専門家は投資家の過度な懸念を警戒。アメリカ経済と雇用は堅調に推移。今回の投げ売りは景気減速にはつながらないと見ている。サービス業は景気拡大を示唆する方向に転じており、7月のサービス業の景況感指数は2.6ポイント上がり51.4を記録。アジア市場のように1日で2ケタの暴落はしていないため、今回の投げ売りがどの程度で落ち着きをみせるのか注目される。

[ 10:21:06 - 10:23:20 ] 134秒 詳細
株価の急落が世界的に大きなニュースになっている。英国・フィナンシャル・タイムズは「世界的な株価の落ち込みの締めとなったのは米国の急落だ」。午前9時からは東京株式市場で今日の取引が始まり「記録的な下落をしたあと日本の株価は巻き返している」としている。英国・エコノミストは「米国の景気後退への懸念が広がる中、世界中で株価が落ちたんだが日本ほど厳しかった国はない」としたうえで最近の円高の影響を分析している。ウォール・ストリート・ジャーナルは「1987年の再来なのか。何が市場のメルトダウンを招いているのか」と1987年10月19日のブラックマンデーと比較している。別府さんは「各国のメディアでは株価をめぐるニュースを大きく扱っていて、関心の高さが鮮明に浮かびあがっている」と述べた。

[ 10:23:20 - 10:26:04 ] 164秒 詳細
イスラム組織ハマスの最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことなどを受けてイラン側の報復攻撃が近く行われるとの見方が出る一方、イスラエル側は対抗措置を示唆している。中東地域では日本をはじめ、各国が自国民に退避を呼びかけたり航空便の運休が相次いだりするなど緊張が高まっている。ルフトハンザが中東に向かう航空便をさらに減便する。8月12日にはテルアビブ、テヘラン、ベイルート便が運休となる。イランと同盟国が予告しているイスラエルに対する報復攻撃を恐れてのこと。懸命の仲介外交が行われている。イスラエルの人たちは攻撃に備えようとしている。夜、北部は再び数十発のロケット弾の標的となった。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラからの攻撃。イランの大規模攻撃の前触れなのではと多くの人たちは恐れている。大規模攻撃を防ぐため懸命の外交努力が行われている。ヨルダン・サファディ外相はテヘランを訪問。イランに米国の提案を仲介した可能性があるとメディアは伝えている。イランがイスラエルへの報復を諦めれば核協議を再開するとの提案。しかしイラン政府は緊張緩和に興味がなさそうだ。イスラエル政府はまだ民間の自衛活動の強化の必要を感じていないが必要な場合は携帯電話でアラートが出されるとのこと。イスラエル北部のハイファでは2万平方メートルの広さの地下駐車場に病院機能の一部が移された。2000人以上の患者を8時間以内に搬送できるという。

[ 10:26:04 - 10:28:21 ] 137秒 詳細
イランやイランが支援する武装組織による報復攻撃に警戒が強まる中、イラクにある米軍基地がロケット弾による攻撃を受け兵士ら数人が、けがをした。背景は明らかになっていないが、米国政府はイラン側の攻撃に備えて周辺地域での軍備を増強して警戒態勢をとる一方、戦闘の拡大を防ぐため外交的な努力を続けている。ハマスの最高幹部がイランで暗殺されたことを受けてイランは、すぐにもイスラエルに報復すると誓っている。米国の外交は今フル回転している。ブリンケン国務長官は「エスカレーションは誰の利益にもならない。さらなる紛争、さらなる暴力、不安定をもたらすだけだ」と述べた。今日、バイデン大統領はヨルダンのアブドラ国王と話し合いを行った。国防総省は駆逐艦を増派。イスラエルの空を守るため戦闘機部隊も追加配備した。さらに、米国は今年の4月イスラエルに飛来したイランのミサイルやドローンを撃墜させた防衛同盟に再び加わるようアラブの友好国に働きかけている。しかし、消息筋は今回、米国は高いハードルを覚悟しなければならないという。多くのパートナー国が先週のイスラエルの行為は不必要に挑発的とみなしている。バイデン大統領とハリス副大統領はホワイトハウスの危機管理室でイスラエルの防衛とイラクの空軍基地への攻撃について説明をうけるとともに対応を協議している。

[ 10:28:21 - 10:30:42 ] 141秒 詳細
2年半にわたってロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ。前線は、全体としてはこう着状態にあるが東部ドネツク州ではロシア軍がこのところ攻勢を強めウクライナ軍が一部の地域からの退却を余儀なくされている。ウクライナ情勢。ここ数か月、ウクライナ軍部隊は守勢に立たされている。約1000キロの前線に大きな変化はないもののウクライナ軍はいくつかの地域でますます対策を余儀なくされている。その1つがドネツク。ブロディフカ村は今前線が目前に迫っている。ウクライナ警察の特殊部隊、ホワイトエンジェルスの車がブロディフカ村に近づいた時、地平線に煙が上がるのが見えた。村には避難命令が出ている。ホワイトエンジェルスが撮影した映像からはロシア軍がどれだけドネツク地域の村々に接近しているのかが分かる。ポクロフスはロシア軍の攻勢の目標。ここからは物資補給が行われているためウクライナにとって重要な町。ウクライナ軍の報道官はポクロフスクが陥落するのはもはや排除できないと述べている。

[ 10:30:42 - 10:33:07 ] 145秒 詳細
4日、ロシア軍がドネツク州の第1ノヴォショーロフカ村を完全掌握した。ドネツク州の2つの敵の拠点をロシア軍が重火力投射システム「TOS−2（Tosochka）」で撃滅。ウクライナ軍は最高360人の兵士を失った。ロシア軍の部隊が標的に向けて次々とTosochkaを発射している。核兵器に次ぐ破壊力を持つシステムで18のミサイルが直ちに広大な面積を焼き尽くした。ウクライナ軍は、特殊部隊を組織しており、攻撃後素早く立ち去らないと撃破されTosochkaが奪われてしまう。重火力透過システムによる攻撃の一方でロシア軍兵士は、狙撃銃や射撃兵器でウクライナ兵を包囲する。

[ 10:33:07 - 10:35:37 ] 150秒 詳細
11月のアメリカ大統領選挙で与党・民主党の大統領候補に正式に指名される見通しとなったハリス副大統領は、焦点となっている副大統領候補を日本時間の今夜にも発表する見通し。決定はまだとしているが候補者が数人に絞られ最終段階を迎えている。ワシントンの自宅で副大統領候補を絞り込み面談した。アリゾナ選出ケリー上院議員は宇宙飛行士出身で乱射事件で重傷を負ったギフォーズ下院議員の夫。ワルツミネソタ州知事は教員出身で下院議員を6期務めている。シャピロペンシルベニア州知事は人気があり元検事で、ペンシルベニアが激戦州であるため最有力とみられているが党内からはイスラエル寄りであることと私立学校支援問題で懸念がある。ハリス氏は重大な決断に迫られている。候補になってから僅か2週間。情報筋によれば正副大統領候補が出席する1万人以上の選挙集会が6日夜、ペンシルベニア州で予定されておりこれが支持率の上昇をねらって激戦州を回る始まりになる。一方、トランプ氏は「誰が副大統領候補になってもハリスより、マシだ」とインタビューに答えた。

[ 10:35:37 - 10:36:53 ] 76秒 詳細
2045年の先進国入りを目指すインドネシアは、2050年GDPが世界4位と予測されている。インドネシア政府は、発展の象徴として、ジャカルタからヌサンタラへの首都移転を進めている。

[ 10:36:53 - 10:43:02 ] 369秒 詳細
インドネシアの首都移転プロジェクトの総工費は日本円にしておよそ4兆8000億円で、2045年の完了を目指している。空飛ぶクルマの実用化に向けた実証実験も始まっているという。今月17日、ジョコ政権によって独立記念日の式典が初めてヌサンタラで開催される予定。一方で、建設現場では生態系への影響が出るのではないかと懸念されている。新首都の開発が進むカリマンタン島は、世界でも有数の豊かな自然と生物の多様性で知られ、オランウータンをはじめ希少生物の生息地になっている。環境保護団体のWWF（世界自然保護基金）は、新首都のプロジェクトによってそういった野生動物の個体数や生息地に変化が生じる可能性があると指摘している。こうした懸念に対して、インドネシア政府は新首都を森林都市にすると宣言。面積の65％を保護地区とし、貴重な動植物を守っていくとしている。政府の担当者は新首都の建設地内にあるマングローブ1万1000ヘクタールのうち良好な状態で残っているのは2000ヘクタールだけだと明らかにしていて、再植林による再建に力を入れていくと説明している。

[ 10:43:02 - 10:46:23 ] 201秒 詳細
ジャカルタ支局長の伊藤さんが、インドネシア・ヌサンタラから中継を伝えた。伊藤さんは「インドネシア国内の首都移転の受け止め方は賛否両論です。議会では賛成多数で決まりましたが、未だに根強く反対する野党もいます。また、国内ではジャカルタの渋滞や大気汚染の緩和への期待の声がある一方で、去年行われたある調査では、40％余が総工費などを理由に、首都移転に賛成しないと答えています。次期大統領のプラボウォ氏の動きに注目が集まっています」などと話した。

[ 10:46:23 - 10:49:02 ] 159秒 詳細
北朝鮮が新型の戦術弾道ミサイルの発射台250台を韓国との軍事境界線付近に配備する式典を行った。金正恩総書記は「アメリカは先代から続く敵対国」と述べ、「核とミサイル開発を続ける」と強調した。移動式ミサイル発射台数百台が広場に置かれている。この式典には娘・ジュエ氏も出席。11月のアメリカ大統領選挙でハリス候補・トランプ候補のどちらが当選しても「不法な核のミサイル開発は続ける」という意志を示している。しかし韓国軍はこの発射台の射程距離が150キロほどの短距離弾道ミサイル専用だと判断。まだ最前線に配備された動向も見られない。

[ 10:49:02 - 10:51:19 ] 137秒 詳細
今年上半期には全国で2，200件の火災が発生し、57人が死亡した。去年同時期に比べ死者は32％・件数は20％増加し、地域住民は不安を感じている。近年、消火設備を自信で購入する人も多くなっており、中には地域のために自分で消防車を製造する人もいる。ミニ消防車は機動性が利点で、住民グループとともに地域の消防の効率向上に貢献している。ミニ消防車を完成させた男性は「私たちの周囲の地域でかさいた起こった時にこの車で最速で支援できればと思った。車両はとても小さく、幅は1メートルほど」と話す。現場での試験使用では火を消し止めることができた。この車は300リットルの貯水と戸建ての2階に相当する10メートルの高さから30メートル先の放水が可能。このミニ消防車の配置費用約11万円は地域住民の寄付によるもの。

[ 10:51:19 - 10:52:07 ] 48秒 詳細
世界の注目が五輪の選手に集まる中、タイでは少し違うトラック競技のスターに注目が集まっている。チョンブリー県の人たちは地元農家が水牛ともに200メートルの泥のトラックを駆け抜けるレースを最前列の席で見守った。この珍しいイベントは稲作シーズンの始まりを祝い、地域の農業における水牛の重要性を称えるもの。

[ 10:52:07 - 10:52:39 ] 32秒 詳細
これまでに入っている主なニュースを紹介。先月からデモ隊と警察が激しい衝突を繰り返し、少なくとも300人が死亡したとみられるバングラデシュできのうハシナ首相が辞任したと軍が発表した。暫定政権の発足に向けた協議が行われているが、デモ隊の一部が暴徒化しており混乱が早期に収束するかは見通せない情勢。

[ 10:52:39 - 10:52:48 ] 9秒 詳細
次回の放送は8月26日（月）。

[ 10:52:48 - 10:54:00 ] 72秒 詳細
パリ五輪開催中、北極圏で恒例のマラソン大会が行われた。1900年のパリ五輪メダリストの名がついたフランスの砕氷船で選手たちはコースに移動。動く氷の上の周回コースを走るユニークな体験だったという。フルマラソンの男子優勝者は3時間14分49秒で大会新記録を樹立した。